十善戒とは、お遍路さんを歩むにあたっての心構えを表しています。
詳しくは、十善戒とはを参照して下さい。
十善戒とはお寺では、順序や作法があります。はじめてお遍路参りする場合の参考にして下さい。
ここで記載されている用語は、お遍路用語集で詳しく掲載しています。
一、まずは、山門にて一礼して境内に入る。
二、手水舎でひしゃくに水をすくい、左手・右手の順で手を洗う。さらに、左手で水を受け口をすすぐ。
三、輪袈裟を首にかけ数珠を手にし、中へと進む。
ここで、お寺の鐘を一度ついてもよい。ただし、鐘は自由につけるところのみ行う。
なお、参拝後に鐘をつくのは、「戻り鐘」といわれ縁起が悪いとされている。
四、本堂に向かい納札を納札入れへいれる。
写経がある場合は、写経箱に入れる。納札は、ひとり一枚。納札には、あらかじめ名前・住所そして裏に願い事を書いておくと良い。
五、本堂で灯名、線香、おさい銭を行う。
ろうそくや線香は、お寺で買い求めることが出来る所もあるが出来るだけ事前に用意しておきたい。
おさい銭用に、小銭も予め用意しておきたい。
ろうそくは後からの人の事を考え上段や奥側に、そして線香は真ん中あたりに立てるとよい。
六、本堂でお経を読み、合掌礼拝を行う。
七、本堂とは別に、大師堂に行き同じように四~六の手順で参拝する。
四国・八十八ヶ所では、すべてのお寺に本堂と、弘法大師が祀られている大師堂がある。
※画像は、第八十番札所の白牛山国分寺にある大師堂。
八、納経所で納経帳に、朱印をいただく。
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