2016年四国逆打ち遍路6日目その1「43番明石寺～40番観自在寺、別格6番龍光院」

気ままに過ごす。さんのお遍路道中記

作成日：2017年03月24日 訪問日：2016年11月02日
四国別格二十霊場 第6番札所 臨海山 福寿寺

朝食を食べるため食堂へ移動します、規模の大きなビジネスホテルと違い選んだ宿は比較的規模が小さいので食事の品数は少ないですが手作りで、暖かいご飯、味噌汁、焼き魚、生卵か出し巻き卵、海苔、その他の品がお盆に乗せて運ばれて来ます、食堂は最上階にあり山が海岸近くに迫る八幡浜市内や岸壁にフエリーが接岸している光景を見ることが出来ます、食事を済ませて43番明石寺に向け出発します、途中の道路沿いには埴輪の様なオブジェが置いてある「土器ドキ街道」と書かれた地域を通過しましたが何か意味がありそうな街道名です、八幡浜市から30分程走り43番明石寺に到着しました。時計を見ると8時を少し過ぎたところですが境内にはもう10名ほどのお遍路さんがいます、少し寒いせいか皆滞在時間は短く後から来たお遍路さんが先に納経を終えて寺を後にして行きます。納経を終えて山門を出て遍路道方向を見ても時期的に早いので2年前に見た紅葉にはお目にかかれません、駐車場に戻ると昨日出石寺で別れた女性達が到着しました、「おはようございます」の挨拶を兼ねて立ち話をします、昨日は大洲市内に宿泊したそうで帰りは出石寺の納経時間が終わるのを待ちお寺の人に大洲市まで先導してもらったとの事、夕方の薄暗い山道での運転は心細いからよかったですね。「今日も同じルートを回るのでお会いした時にはよろしくお願いします」との会話を交わして私は42番仏木寺へ彼女達は明石寺へ入山して行きました。仏木寺では寺の人達が境内の落ち葉等掃いたりごみを集めたりしています、仏木寺で納経を終えて山門を出ると入れ違いに彼女たちが入ってきました、「行ってきます」、「行ってらっしゃい」の言葉を交わして私は41番龍光寺へ向かいます、龍光寺参道前にある鳥居を過ぎると車が通ると歩行者とすれ違えないような道幅です、前回は歩いていたので気が付きませんでしたが車のお遍路さん達は狭い参道を通って龍光寺に向かっていたのです、参道脇にある店の店頭にいるお客さんに気をつけて走り龍光寺の駐車場に到着しました。抜けるような真っ青な空の下で納経を済ませると蝋燭と線香の残りが少なくなりました、100円均一のお店で蝋燭と線香を買いたいのですが何処に有るかわからないので少し高いですがここの納経所で購入して別格6番龍光院へ向かいます、龍光寺から一般道へ出る交差点で鹿児島ナンバーの赤い車に乗る女性達ととすれ違いお互いが手を挙げて挨拶をして走り過ぎました、別格6番龍光院は宇和島市の中心部高台にある大きなお寺ですが駐車場は車が10台も止まれば満車になりそうです、かなりの段数がある石段を登り本堂がある境内へ到着しました、境内にはお遍路さんは私以外誰もいません、ここからは宇和島市内の一部が見わたすことが出来ます、天気も良いので納経後宇和島の街を見ながら小休止し40番札所観自在寺へ向かう事にします（距離約40キロ、走行時間約50分）観自在寺は前回のお遍路時に宿泊した山代屋旅館の裏側に有るのですが案内標識どうり進んだ所にある指定駐車場は観自在寺からは少し離れていました、山門前の駐車場へは山代屋旅館を通過ぎてから左折（順打ち時は山代屋旅館手前を右折）すると着きます、私は指定駐車場から歩きましたが参道には車で営業している露店が出ていますので見ながら歩いても楽しいですよ、境内を散策して観自在寺には宿坊が有るのを知りました、現在泊まれるのか不明ですが鉄筋造りの建物です、玄関の扉にはガラスがはめ込まれているのでガラス越しに少しだけ中を覗き見して駐車場に戻り次の目的地39番延光寺へ向かう事にします。
　　

42番仏木寺山門。

別格6番龍光院本堂、境内は綺麗に手入れされています。

龍光院から見た宇和島市内。

宝篋塔（龍光院）。

芭蕉翁の句碑（龍光院）

見事な龍が彫られた手水場（龍光院）。