作成日:2014年12月22日 訪問日:2014年11月16日
3番札所 亀光山金泉寺
今日から四国お遍路旅が始まります、昨夜はぐっすりと寝る事が出来ましたが隣にある霊山寺境内の照明は防犯の為かひと晩中点灯していたのを覚えています、朝5時頃には目が覚め昨夜広げた荷物をリュックに詰め直しますがどんなに詰め込んでも荷物が収まりきらず何回も入れ直しても何かが余ります、荷物を無理にリュックに押し込んでみるとファスナーが閉まりません、時間はどんどん過ぎ時間は6時を過ぎ気分は焦ります、折角今回のお遍路の為に迷いに迷い大は小を兼ねるとの諺を守り購入した容量30リットルのリュックでも荷物が入らないのは使うか使わないか分からない物をあれもこれも持って来たむくいでしょうか?自宅を出発する時には適当に詰め込んだので何とか収納出来ましたがこれから先に使い易いように物を整理するとどう詰めても入りません、仕方がないので一番かさばり重い雨具を手に持って歩く事にします(今は邪魔な雨具ですが旅の後半に大変助けられました)出発の時宿の人に私の荷物を見て貰いましたが量としてはそんなに多くないとの事ですが手に杖と荷物を持っての歩きは体の自由も効かないので道中厳しいとの事意見ですがどうしようもないのでとりあえずこのまま3番霊場まで行くことにして食事後の朝7時過ぎに出発しました、天候は快晴で歩いても朝の空気は快いです、歩きながら周りを見渡すと昨日は気が付かなかったのですがこの当りは田園地帯なんですよね、暫く歩いていると脇腹の付近が何となく冷たく感じますのでその辺りを見ると白衣がお茶で濡れていてお茶の緑色が白衣に染み込んでいます、旅館の部屋でぬるめのお茶を作りペットボトルに詰めた時にしっかりキャップを閉めなかったためホルダーで肩から吊るして歩いているうちキャップがゆるみこぼれたのでしょう、1本1XX円のドリンクを買うのが勿体無い気持ちもありましたが自販機の冷たいお茶よりも飲みやすいだろうとの思いで作ったのに新品の白衣を汚してしまい落ち込んだ気分で歩いて行きます、白衣はすぐに乾きましたがお茶のシミは取れそうもありませんが自分の目では見えにくい位置なのでそんなに気にはならないのが救いです、歩いていると車とすれ違う時の風圧や橋の上を通る時に風が吹くと菅笠が下から持ち上げられずれてしまいますが両手が塞がっているのでそのたびに立ち止まって直すのは結構面倒なので歩きながら片手を空けるのにはどうするか考えます、途中の諏訪神社で立ち止まりお遍路気分全開で合掌をしたりして宿を出てから50分程で3番金泉寺に到着しました、昨日の予行練習?の効果があり山門では合掌、手水場でも作法どおり、納め札、お賽銭もそっと賽銭箱に入れて(賽銭を投げる行為はお大師様に失礼です)本堂、大師堂で線香3本、蝋燭1本、般若心経をそれぞれ納経し納経所にて御朱印を頂きましたが納経時に開経偈、懺悔文、御本尊真言の区切りが全く解らずまた回向文を読む時には照れくさくて小声でぼそぼそ、大師宝号を読んでみると「南無大師遍照金剛」を「南無大師金剛遍照」と呼んだり団体の中の一人として呼んだ時とは全く違いました(続けていくと読めるようにはなりましたが最後まで発音が解らなかった)お寺のベンチに座り歩きながら考えてみた方法を実践し雨具を収納袋ごとリュックに結び付けて歩く事にします、山門を出て三脚を使用して記念撮影をしますがリユックからカメラと三脚を取り出してセットしてまた分解してリユックに収納するのですがこれが結構手間がかかり面倒でした、山門前で気がつきましたが参拝しているお遍路さんの中には山門をそのまま出てしまいお寺を振り返り合掌するお遍路さんは以外に少なかったです。
この日は良い天気でした、金泉寺山門前です。
気ままに過ごすさん こんにちは~
私は40代のお遍路をしているものです。
道中記細かく書かれていて情景が浮かびます。
私も、最初に思い立ってお遍路本を読んだりして覚えたつもりで行きました。
やはり、実際はそう上手く行きませんね!
霊山寺の木下先生(お年を召した尼僧様です)に早朝なので受戒できないのでとマンツーマンでご指導いただきました。
お経は間違ってもいいので声を出して心を込めて唱えてくださいとのこと
間違っていても、いつかはきちんと読めるようにもなるのでとのお教えでした。
納経帳見せていただいたらこの時期一番の辛い久万高原のあたりですね?
日数的には超えているのかな?
冬遍路は大変だとも言います。
車遍路の私では計り知れないことも多いかと思います。
十分、体調を整えて巡拝ください。
健ちゃんさん、コメントを頂きありがとうございます、慣れないのでご返事が遅れました事をお詫び致します、私も霊山寺のお年を召された尼さんのお話を遍路旅へ出るための作法を習うために参加したツアーで聞いています、私は2014年12月8日に結願しました、どこかで記録を残そうと思いこのサイトを探して投稿を始めました、私は時にはレンタカーや電車、バスを利用して移動しすべての行程を歩いてはおりませんが書き留めておいた日記を見て当時を振り返りながらこのサイトに投稿をしますのでよろしくお願いします。
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