作成日:2017年08月26日 訪問日:2017年08月15日
3番札所 亀光山金泉寺
極楽寺を後にして雨が振りそうな空を見ながら遍路道を進んでいきます。
極楽寺墓地の間を抜けていきます。
途中から、県道12号撫養街道の一本山側の生活道路を歩いて行きます。
この時間になると、皆さん活動しだすので道で行き交うときにあいさつを交わして行くわけです。
道中、墓地にある大師堂によると中におじさん達が集会中でした。
手を合わせると「ご苦労様」と声をかけて下さいました。
そうこうしていると、途中から遍路道への誘導があり見てみると草ボウボウで「歩けるのかな?」と思案するほど雑草だらけでした。
ま、いけるだろうを足を踏み入れ杖で雑草を掻き分けて進みました。
ひとつ小道を抜けるとまた細い道に入っていくようで進んでいくと金泉寺の裏にある墓地に出たしまいました。
「う、やはりやってしまった」・・・
ネットで、金泉寺の遍路道は最後には墓地に・・・と書いてあったのですが踏み込んでしまった。
仕方なく山門前に回り再度入ることにしました。
橋を渡るとおじさんに声をかけられました。
核兵器廃絶の署名だとか・・・
怪しそうだったのですが、ここはお寺の中なので信用することにして署名しちゃいました。
ま、日本が核武装するのは良くないのでね!
お勤めをしてから納経所へ入るとエアコンが効いていて涼しい。
ここに入るのは2度目です。
2巡目はバス遍路だったので入ることがなかったわけです。
思い出したのは初遍路の時です。
道中着が裏表逆に着ていることを気がつかずにいたら納経所の方に教えていただいたエピソードがありました。
今回は、きちんと着ております!
納経所を出ようとしたときに納経所の方が「お遍路さん、歩きですか?」と声をかけてきたのです。
「ええ、そうです」と答えたら「まだ歩くのであれば、これを持っていって」と渡されたのです。
ペットボトルに入った氷!
初体験でどのような効果があるか判りませんでしたが、暑い夏遍路なのでありがたくいただくことにしました。
道中、首の後ろを冷やしたり脇の下を冷やしたりと大活躍しました。
今回の初お接待はこのペットボトル氷でした・・・
ありがたや~
大日寺に向かって歩いて行く途中に3番札所の奥之院となる愛染院にようことにしました。
遍路道を歩いて行くとあります。
道標にも愛染院は書かれています。
ここでも、同じ事が・・・
そう、ここでも裏から入っていった訳です。
山門はないのかと思いきや出る時には山門から出たのある事確認しました。
大師堂、本堂とお勤めしていると男性が近くの方と談笑していました。
「お遍路さん、お接待やからお菓子とお茶をあがっていってください」と声をかけて下さいました。
ありがたくお茶をいただき一服していると一緒にいただいている方から手動扇風機を貸してもらいました。
手動扇風機で・・・ いやいや、団扇です!
一服していると、男性は法衣に着替えて出てきました。
後から判ったのですがこの方が愛染院の院主さんだったわけです。
本堂でのお勤めの為に着替えてきたようでした。
お勤めが始まったので、納経は少し待つ事にしました。
そうこうしていると、お勤めが終わり信者さんが出てこられて「ご住職、納経をお待ちですよ」と声をかけて下さいました。
ご住職直々に納経帳に書いていただきました。
この愛染院の御朱印は筆書きではなく刷毛書きなのです。
珍しいご朱印をいただけて感謝です。
ここから、大日寺まで頑張って歩くことにしました。
天気は晴れてきて暑いくらいになってきました。
大日寺までの道中は汗まみれになりそうです。
金泉寺山門
金泉寺と言えば この井戸ですね
倶利伽羅竜王
本堂
弁慶力石
愛染院 山門
愛染院 本堂
愛染院のご朱印
お疲れ様です( ^ω^ )
草むらやお墓、遍路道が懐かしく思い出されます。
初のお接待だったのですね、凍ったペットボトルは最高のお接待でしたね。
特に健ちゃんさんが歩いたのは灼熱の8月だったから、熱中症とか脱水症が怖い季節。
地元の方は歩き遍路の事を良くご存知ですよね、本当にありがたいと思います。
愛染院の筆納経、とても珍しいですね。私も最初は珍しいとは知らず、何気に頂いていましたが、先達さんに言われて貴重だと知りました。
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