作成日:2017年12月08日 訪問日:2017年11月28日
四国別格二十霊場 第2番札所 東明山童学寺
19番「立江寺」は街中にあるので周囲の道幅は狭いです、立江寺近くにある八百屋さんのガレージに料金200円を払い駐車し立江寺に向かいました、数人しかいない境内は広々と感じます、朱印を貰うため納経所の中へ入ると室内はタバコの匂いが鼻をつきました、朱印を貰い車を止めてある八百屋さんに挨拶をし18番札所「恩山寺」へ向かいました、恩山寺の無料駐車場へ到着するとこの地域の人でしょうか?一人のからアンケートを依頼されました、その内容は前日の宿泊地、本日の宿泊地、お遍路日数、現住所、その他結構内容が深いものです、この日は3名の人がアンケートの担当をしていました、ご苦労様の心を込めてアンケートを記入して駐車場から参道を歩き恩山寺へ到着しました。恩山寺の山門は遍路道沿いにあるので歩き遍路でしか山門を通ること出来ません、どうしても通りたいのなら駐車場から山門方面まで歩いて戻り遍路道を通る事になります、恩山寺から17番「井戸寺」へは徳島市内を走行します、徳島市は県庁所在地なので交通量も多いです、カーナビを頼りに市内を抜けて井戸寺へ向かいます、到着した井戸寺の無料駐車場は本堂の裏にあります、井戸寺境内へは駐車場から歩いてすぐですが山門へ行くには少し歩く事になります、前回は恥ずかしくてお寺の人がいる本堂内で般若心経唱えることはできませんでしたが今年は般若心経を唱えることが出来ました、16番「観音寺」も街中にあり生活道路になっている狭い道路を通り無料駐車場に到着、こじんまりとした境内にはお遍路さんの姿が目につきました。15番「国分寺」は本堂が改修工事中でした、納経所の人に改修の進行状況を聞いてみると当初は2年程で改修の予定でしたが、工事を始めてみると改修を要する箇所が多く終了するまでには後3年程かかるとのこと。14番「常楽寺」駐車場へは大きな鳥居の脇を上っていきます、時間が遅いのか到着した常楽寺駐車場にはお遍路さんの車は見当りません、庭に岩がむき出しの境内にはこの時間境内には私以外にはお遍路はいません。常楽寺から別格2番「童学寺」へ移動します、幹線道路から神山方面へ進路を変えて走り途中から脇道へ入り少し走ると突き当りが童学寺付近になります、小さな池の堤防沿いに路上駐車をして童学寺へ向かいます、途中見える池には羽を休めている水鳥の姿が見えます、ここなら身に及ぶ危険も少なさそうで安心して羽根休められそうです、童学寺の山門は7番「十楽寺」の山門とどことなく似てるように見えます。時間も遅く薄暗くなった境内にはお遍路さんは私の他誰もいません、納経所には火災で焼失した、本堂、庫裡再建の寄付を募る案内が出ています、火災の原因は漏電らしいですが残念です、仮本堂となった「大聖歓喜天堂」で納経して左横に有る石灯篭の奥に見える更地が消失した本堂と庫裏があった場所です、更地になったそのあたりを目のあたりにすると本堂,庫裡の再建を心から願わずにはいられずに些少ですが再建に協力させていただきました、記念として長寿の御箸を頂戴しました、この時期は夕暮れも早く午後4時を回ると少し薄暗くなって来ました、ここから今日の宿へ向かう予定ですがまだ少し時間があるので明日の工程を考えて13番「大日寺」に行ます。大日寺は今日泊まる宿のすぐ前に有ります、今日の宿泊希望は大日寺の宿坊でしたがこの時期お遍路の数が少ないので個人の受け入れを断り「かどや旅館」を紹介するそうです、大日寺駐車場から少し歩き大日寺宿坊前を通過して13番札所「大日寺」へ到着、暗くなった境内で納経を終えたのは午後5時少し前で納経所が閉まる時間にギリギリ間に合いました、大日寺は交通の便が良く徳島市内へも短時間で行くことが出来ますが付近には「名西旅館」や「かどや旅館」もあるのでここで納経を終えても宿には困るこないと思います、今夜は「名西旅館花」に宿泊します、「かどや旅館」とは駐車場を挟んだ隣同士でその横に大日寺があります、宿に入る前に少し戻りセブンイレブンで晩酌用の酒を買い込み宿へ向かいます。(注)名西旅館花は大日寺駐車場方面から行くと右側に見える旧館に目を取られて通過する事がありますが電話すればご主人が曲がり角まで迎えに来て下さいます、この宿は焼山寺から大日寺へ経て常楽寺ヘ向かう遍路道沿いに位置しており。遍路向けに繋ぎの送迎サービスもあるので17~14番札所で納経後に利用できそうです、この日の泊り客は私一人です、宿のご主人と会話をしながらの夕食となりました。ご主人に話しによれば数年前には四国遍路開創1200年、昨年は閏年逆うち巡礼の年を旅行会社が宣伝したので沢山のお遍路さんで賑わったが今は旅行社が宣伝を止めたのが影響したのかお遍路さんの数が減ったとの事でした、これからは冬場になるのでお遍路をする人も減るそうです。歩き遍路の中には歩いて回る事を自慢して「車を利用しての遍路」「電車やバスを利用」しての遍路を見下す人がいますが遍路繋ぎサービスを利用する歩き遍路がいる事は初めて知りました。美味しい料理を食べ入浴して床に就きました。
19番札所「立江寺」境内、奥は宿坊施設、右は納経所。
立江寺大師堂。
立江寺境内にある大師像。
立江寺山門。
恩山寺鐘楼。
18番札所「恩山寺」本堂。
恩山寺手水場、手水鉢には「洗心」と刻まれています。
恩山寺境内。
恩山寺大師堂。
恩山寺境内への石段、山門は遍路道沿いにあり歩き遍路しか通ることが難しいです。
17番札所「井戸寺」山門。
井戸寺本堂。
石灯篭の後ろは井戸寺縁起文。
井戸寺境内の「日限大師堂」。
16番札所「観音寺」手水場、手水鉢には「洗心」と刻まれています。
観音寺境内にある「百度石」。
観音寺境内。
観音寺境内に有る「七重塔心礎石」。
15番札所「阿波国分寺」本堂は修復中でした。
阿波国分寺大師堂。
14番札所「常楽寺」本堂。
この大木にアララギ大師が祀られています。
常楽寺境内鐘楼付近。
常楽寺鐘楼。
常楽寺手水場、水吐龍の顔は迫力があります。
別格2番札所「童学寺」大師堂。
童学寺境内。
境内から参道脇の池を見ました。
左が切支丹灯篭。
童学寺「大聖歓喜天堂」、ここが仮本堂になっています。
童学寺「本堂、庫裏」跡を見ました。
境内に有る「いろは大師」像。
童学寺山門。
この像は「三宝荒神」と案内されています。
切支丹灯篭の説明文。
夕暮れの童学寺脇にある池には水鳥が沢山いました。
夕暮れの童学寺を見ています。
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