作成日:2017年12月03日 訪問日:2017年11月28日
四国別格二十霊場 第3番札所 月頂山慈眼寺
車に荷物を積み込み6時30分食堂へ行くと朝食の準備が出来ていました、昨夜は誰もいない静かな広い部屋で熟睡したので朝食を大変美味しく食べることが出来ました、私一人のために2食も作って下さったお店の人にお礼を言い22番「平等寺」へ向け出発しました。通勤渋滞の影響も受けずほぼ予定どうりの時間に平等寺駐車場へ到着しました、平等寺の山門への石段を上っていくと一人の中年女性が納経を済ませ降りて来ました「おはようございます」と挨拶をしましたが無視をされてしまいました、えたいの知れないジジイから挨拶されても困りますよね?この時間に納経を終えたということは彼女は隣にある宿「山茶花」で泊まり朝一番で平等寺の納経を終えたのでしょう。本堂での納経を済ませて大師堂へ向かう途中目に入ったのは正面の山に上った眩しい朝日でした、これを見たら今日も頑張るぞ~、と気合が入ります。平等寺から21番「太龍寺」へ向かいます、ロープウェー駐車場に車を止めて「太龍寺」ロープウエーのチケットを購入すると次の便の乗客は今のところ私一人とのこと、時間まで待機していると夫婦連れのお遍路さんがチケットを購入しました、ロープウェーの乗客は3名です、ガイドさんの案内に耳を傾けているうちに山頂駅に到着しました。紅葉が綺麗な境内を回り納経済ませロープウェー山麓駅へ戻り下りのロープウェーの出発を待合所で待っていると上りのロープウェー内から見た弘法大師の石像が見えます、ここから歩いても20分くらいで行けそうで迷いましたが決断が出来ず下山しました、太龍寺ロープウェー駐車場から平等寺へは川沿いに走りますが道幅が一定でなく対向車に出会うタイミングが悪いとすれ違い出来ずバックするのも難しいほどの場所があります。。20番「鶴林寺」の紅葉は終わりに近いのか鮮やかな色には遠いようです、納経所では係りの人がお遍路に車を利用したのか確認をしています。車の人には駐車料金として朱印代以外に別途300円徴収しています、私は手持ちが500円しかなかったのでその旨伝えると駐車料金を200円にまけてもらいました。その代わりに駐車料金と引き換えに配布される鶴林寺と印刷されたシールは辞退しました。鶴林寺から別格3番寺慈眼寺へ移動します。鶴林寺から慈眼寺までの道は途中狭く険しい山道を走る事を覚悟していましたが走ってみると慈眼寺手前の数キロ間の道幅が少し狭いだけで走行には問題が無く予定した時間より早く到着しました。慈眼寺の駐車場にはお遍路さんの車は1台も止まっていません、大師堂がある境内の手水場で清めて本道へ向かうために山道を登ることにします、本堂まで通じる細い山道はもみじの落ち葉で敷き詰められて地面は見えません、それを踏みしめ登りましたが山道が急なため途中小休止しました、そこで何気なく石像を見るとその横には写真入でまむしに注意と書いた札が吊るしてあります。この時期にはもう心配ないとは思いますが気持ちのよいものではありません、10分程参道を歩き慈眼寺の本堂前へ到着しました、本堂は思っていたより小さいですが敷地を考えればこの規模が限界でしょう、振り返ると岩場に手摺が見えます、あの岩場が穴禅定の入り口でしょう、穴禅定に参加する人は白衣に着替えてこの山道を登りここから見える岩場に開いた洞窟内に入っていくのでしょう、本堂で納経を済ませて参道を紅葉を見ながら大師堂へ戻りました。大師堂がある境内で朱印を貰うために納経所へ行き納経所の中を覗くと係りの人以外に中年の女性がいます、多分あの人が穴禅定の案内人なんでしょう、穴禅定の期間は11月30日までと決められているようですがこの時期になると修行に来る人もいなくなるのでそう決めているのでしょう、納経所の壁にパート募集の張り紙がしてあります、その求人案内には「穴禅定の案内人募集」で待遇も書いてありましたが手当を見ると思ったより安い印象を受けました。慈眼寺穴禅定の受付は午前10時から午後3時まで料金は一人受付時3,000円、二人で受付時一人1,500円、3名以上で受付時一人1,000円と料金表されていました。19番「立江寺」へ向か途中来るときに眺めた山の頂の岩場から流れ落ちている滝を眺めながら少し休むことにしました、この滝が慈眼寺付近にある「灌頂の瀧」で印象は雄大というよりは女性的と表現した方が良いかもしれません、麓からは遊歩道があり瀧の近くまで行けるようです。
22番札所「平等寺」にある弘法の霊水、祠の中には清水が沸いています。
平等寺の「手水場」中には花が浮いていてとても綺麗でした。
平等寺「鐘楼」
平等寺境内、本堂へは山門からは5色の紐が張られています、右は納経所。
平等寺の山門を境内から見ました。
朝日を浴びる平等寺「山門」。
お遍路さんの評判が良い旅館「山茶花」。
21番札所「太龍寺」本堂への石段。
太龍寺「持仏堂」廊下の上にある龍の天井絵、まさに太龍寺です。
太龍寺「手水場」、水吐龍が2匹います。手水鉢には水霊と彫られています。
下方の建物は太龍寺ロープウエー山上駅。
六角形の太龍寺「経堂」
公衆電話があります(太龍寺)。
石段を上ったところが太龍寺「本堂」です。
20番札所「鶴林寺」境内、鶴の像があります。
鶴林寺「本堂」
ここの経堂も六角形です(鶴林寺)
20番札所「鶴林寺」山門。
鶴林寺境内。
別格3番札所「慈眼寺」本堂、こじんまりしています。
本堂前はこんな風景です、正面の小屋は?
小屋の上には慈眼寺の岩穴に入る入り口があります。
慈眼寺大師堂。
ここを通り本堂へ向かいます。
慈眼寺「本堂」の境内。
慈眼寺境内。
石像の奥は鐘楼。
山の上から流れ落ちる灌頂ヶ瀧。
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