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2016年四国逆打ち遍路5日目その2「48番八坂寺~45番岩屋寺、別格8番十夜橋永徳寺~7番出石寺」

気ままに過ごす。さんのお遍路道中記

作成日:2017年03月18日 訪問日:2016年11月01日
四国別格二十霊場 第7番札所 金山出石寺


文殊院から47番八坂寺へ向け出発します、八坂寺は駐車場からも入れますが駐車場を出て山門から入山します、前回の納経時には山門前付近に何匹かの猫の姿を見かけたのですが今年はネコの姿を見ることは出来ませんでした、八坂寺から46番浄瑠璃寺に到着しましたが路肩にある駐車スペースは満車のため道路端に停車し車内でお札等を整理をして駐車場が空くまで待つことにします、浄瑠璃寺の境内はお遍路さんは少なく静かでした。浄瑠璃寺での納経を済ませ45番岩屋寺に移動します、浄瑠璃寺から50分程走り45番岩屋寺に到着しました、参道の麓に有る有料駐車場の料金箱に駐車料金を入れてから岩屋寺へ向けて参道を登って行く事にします、岩屋寺までの参道を歩くのは2度目の体験です、前回の納経時は本堂までの登り坂が登がきつく感じられましたが今回は案外楽に本堂まで到達する事が出来ました。岩屋寺から下山する時に参道で意外な生き物が道を横切るのに出会いました、その生き物は何と!「蟹」です、こんな山の中に蟹が住んでいるのです、そんな蟹を写真に撮り駐車場まで下りて44番大寶寺へ向かいます、20分程走りへ参道前の駐車場へ到着しました、大寶寺の駐車場は参道前と境内の2ヶ所ありますがここから歩いて行く事にして出発しました、木々が生い茂る参道はすれ違う人も無く近くの道路を大寶寺へ向かう車が走る音が聞こえなければ静寂な参道です、前方から男女二人連れのお遍路さんが歩いてくるの来るのに遭遇しました、すれ違う時に「ここから大寶寺までどれくらい歩けばいいのでしょうか?」の質問されました、どうやら木々が生い茂る参道では目的地となる大寶寺まで歩き始めたけれど距離が分からず不安になり車を利用する為に駐車場へ戻る途中のようです、「そんなに遠くはないですよ、10分くらい歩けば山門に着きますよ、気持ちの良い参道ですから一緒に歩きましょう」と声をかけて3人で山門まで歩いて入山しました、境内でご夫婦とは別れて納経を済ませました、気が付くと境内に残っているのは私しかいないようです、駐車場へ戻ると私が到着した時に駐車していた鹿児島ナンバーの赤い車がまだ止まっています。駐車時間が長いので気になりましたが車内に人が乗っているようなので別格8番十夜橋永徳寺へ向かう事にします、目的地までは高速道路を利用して距離約50キロ程走る事になります。十夜橋永徳寺は大洲IC出口から程近い所にありました、大師堂(本堂と思い込んでいた)で納経を済ませて弘法大師が野宿したとされる場所を見るために十夜橋を渡り橋の下へ降ります、橋の下には弘法大師が横になっている石像がありその近くには7体のお地蔵さんがあります、大師像の横には布団が置いてあります、また布団は病気平癒、身体強健にご利益が有る「お加持ふとん」と呼ばれて永徳寺で販売されているようです、大師像の前で納経をしますが賽銭は入れなくてもそのお金で河にいる鯉の為の餌を与えてもよいと書いてありますので50円を餌箱の近くに設置されている料金箱に入れて河に向かい餌を投げ入れましたが一部の餌は河へは入らず護岸に落ちてしましました。餌に群がる鯉の数は多くカップ一杯の餌では全然足りませんし護岸に落ちた餌を食べに鳩まで寄って来ました、鯉や鳩の数に比べて餌が少なすぎたので奮発してもう一杯買い河に投げ入れました、十夜橋下の弘法大師の寝姿像を拝観し永徳寺へ戻ります、駐車場で十夜橋の言われを読んだり記念撮影をしてから納経所で向かいましたが何かおかしい?最初に本堂、大師堂の順で納経後するのですが本堂で納経していないのです。十夜橋永徳寺は納経所を挟んで左側が本堂、右側が大師堂そして橋を渡たり下りた所に弘法大師の寝姿像が有るのです。恥ずかしいですが納経所の前を通り抜けて本堂へ向かい納経を済ませました、出石寺へ向かうため駐車場へ戻ってきた時大寶寺の駐車場に止まっていた鹿児島ナンバーの赤い車が入ってきました。この車も私と同じで四国88ヶ所と別格20の札所を回っているのでしょう、出石寺へは大洲市内を抜け股川沿いに走りJR予讃線伊予出石駅手前で股川を渡り山の中に入ってきます、(すべてカーナビ任せ)気が付けば集落は無くなっています(現実はそんなに田舎ではありませんが)道幅は狭くなり対向車が来たら進路を譲る事も譲られる事も難しい山道を登って行きます、山道は車一台通るのがやっとの狭い道ですので目的地までの走行時間が長く感じられます、幸い出石寺まで対向車に会うことも無く出石寺へ到着しました、出石寺への進入路右側には大きな駐車場が有りますが通り過ぎ山門に一番近い駐車場に車を止めて出石寺へ向かい歩き始めます(走行距離約25キロ、走行時間約60分)駐車場石段を内には護摩ヶ岩と呼ばれる上に弘法大師像が建立されています、少し長い石段を上がり到着した山門には金厳と書かれた扁額が架かっていて朝鮮鐘と呼ばれる鐘がぶら下がっていて撞く付く事も出来るのですが辺りが静かすぎそのまま入山しました。境内に入ると左側に出石うどんを販売する茶店が有りますがこの時間(午後4時過ぎ)は閉まっています、手を清めて本堂までの石段を登ります、大師堂を通り過ぎ石段を上り誰もいない出石寺本堂前に到着しました。贅沢な話ですが由緒有るお寺の広い境内を1人じめしています、本堂、大師堂は扉が開いていて中を覗く事が出来ます、でもご本尊は50年に一度ご開帳されるので残念ですが拝観は出来ません、無人の境内でお寺の人が不在だと悪さをする人が出るかもしれないので無用心だと思いましたが監視カメラは要所に設置されてあります、納経後開創関連したと言われる言われるお手引きの鹿と呼ばれる像や隣にある牛の像を見ながら小休止して下山します、駐車場へ戻ると十夜橋で見かけた鹿児島ナンバーの赤い車が入って来て女性3名が降りて来て「岐阜県ナンバーの車ず~と一緒ね」と言う会話が聞こえてきます。この人達もあの狭くて厳しい道を上ってきたのです、駐車場での最初の会話が「岐阜県から見えたのですか?遠い所から見えたのですね」??私から言わせれば鹿児島県の方がはるかに遠いのに、お互いが同じ四国108札所の逆打ち遍路と認識出来たので短い時間でしたが会話が弾みました、「私達今夜大洲に泊まるのですが帰りも今来た道を戻らなければならないのでしょうか?」と聞かれましたが聞かれても私には説明のしようが無いのです、大洲市から出石寺へ来る道はそれほど走りずらいのです、私としては「納経所の人に聞いてみたほうがいいかも」と言うことしか出来ませんでした、出石寺山門までの方向を教えて犬を車内に残して出石寺へ納経に行く彼女達を見送り出石寺を後にして八幡浜へ向かうことにします(鹿児島ナンバーの赤い車の車内にいた犬はハート柄の服を着ているので興隆寺の境内で見た犬でした)出石寺から一般道へ出て道路標識を見ると左は八幡浜方向、右が大洲方向になっております、しめたこれであの道を走らなくてもすむぞ私の心は弾みます、八幡浜市方面へは少し急な坂道を下るのですが道幅は広くて下界までの見通しも良く周囲は柑橘系の黄色い実を付けた木々が生い茂り山の緑と黄色がマッチして素晴らしい、そんな景色を堪能じて八幡浜市へ到着しました、今日の宿は町の中心部にある「八幡浜ロイヤルホテルイトー」です、ここは1泊朝食付きのため夕食は街へ出て食べるつもりでしたがホテル内には厨房があり夕食は希望すればルームサービスを利用して部屋で食べる事が出来るとの事で大変助かりました。食事後明日の宿を予約する為に行程を再確認します、明日は11月3日には四国を離れるのでまず最終日に高知県内から出発出来るよう宿毛市か土佐中村市に宿を取る事に決めて自宅から持ってきた宿の資料を参考にして「ホテルアバン宿毛」に決めて電話で予約しました。

 
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河には鯉が沢山います、鳩もいました。鯉の餌一杯50円です。

河には鯉が沢山います、鳩もいました。鯉の餌一杯50円です。


十夜橋の言われが書かれています。

十夜橋の言われが書かれています。


横になっている大師像。

横になっている大師像。


7体のお地蔵様がいました(十夜橋にて)。

7体のお地蔵様がいました(十夜橋にて)。


布団を被っている大師像、

布団を被っている大師像、


出石寺境内にある牛の像。

出石寺境内にある牛の像。


後方の建物は出石寺本堂。

後方の建物は出石寺本堂。


出石寺境内にあるお手引きんの鹿像

出石寺境内にあるお手引きんの鹿像


出石寺大師堂

出石寺大師堂


出石寺本堂。

出石寺本堂。

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