作成日:2017年02月25日 訪問日:2016年10月30日
四国別格二十霊場 第15番札所 宝珠山箸蔵寺
朝食後今日最初の目的地別格15番札所箸蔵寺へ向け出発しました、進路はカーナビに任せて四国の中央部へ約40分程走り箸蔵寺の麓に有る箸蔵寺ロープウエー乗り場へ到着しました、時間が早いのか駐車場には2~3台の車しか止まっていません、ロープウエーの発車時間になり係り員が外から鍵を閉め発車しました、ロープウエーの乗客は私ひとりです。眼下に広がる吉野川とその周辺の景色を見ているとやがてロープウエーの下には箸蔵寺の山門と高灯篭が見えて来ました、箸蔵寺には山門付近までは車で上れるので山門からは歩いて本堂まで歩いて納経に行く事も出来ます。ロープウエーの出口にあるトイレで用を済ませてから箸蔵寺へ向かう事にします、門を通り境内へ入り道なりに歩き本堂へ向かう途中の階段脇にある鐘堂を見学してから石段を上るのですが登り始めるとこの階段が結構きつくて本堂前まで上がりついた時には息が上がってしまいました。本堂前では女性2人が合掌しています、納経をするために灯した蝋燭や線香を立てる入れ物を探しますが見当たりません、丁度その時本堂の脇扉を開けに来たお寺の人が目に入り訪ねてみると「箸蔵寺には線香と蝋燭を供する設備は無い」との事なので納め札とお賽銭だけ済ませて本堂で納経しました、重厚な作りの本堂内部を覗き込み大師堂へ向かう事にします。大師堂へ向かい歩いていて何気なく下を見ると??10円玉が落ちているのが目に入ったのでその場でしゃがんで10円玉を拾いましたがここは神聖なお寺の境内です元の場所にそのままおいて置くのが良いか賽銭として奉納するのが良いか箸蔵寺の御本尊に試されているような感覚に陥りましたが結局10円玉をその場に置いて記念に写真を撮っておくことにしました、でも今日まで10円玉が拾われずにあったのが不思議です、拾った人がいても私みたいに元の場所に戻したのかそれとも誰も気が付かなかったのか?帰りに探してみようと置いた場所を記憶しておくことにして目印を探すと5大力尊の前あたりです。大師堂の横にはミニ四国88ヶ所お砂踏みもありました、大師堂での納経の帰り道に先ほど埋めた10円玉を探しながら歩きました、目印の5大尊像前に置いてあるので場所は見当がつきますが探すのに5分程かかりました、これで安心して下山します。納経所へ行くとおみくじやその他箸蔵寺関連の品物が沢山置いてありますが時間が早いので参拝者は無く係りの人ものんびりしています、ロープウエーで下山しますが下りも乗客は私1人です、すれ違う登りのロープウエーにも乗客の姿は見えません、ロープウエー駅兼売店でお接待と言う事で暖かいお茶を飲ましてもらい売店の人と「階段はどうでしたか?」「階段は結構応えましたよ」等など少し話をして別格14番椿堂へ向かいます。30分程は走った頃椿堂への道路標識がありそこへ進路を変えると前を走る車とその前を走る車も私と同じ椿堂方面へ進路を変えて行きます、田舎道を少し走り椿堂へ到着しましたが椿堂の駐車場は小さく既に満車なので少し待つことになりました。椿堂での納経を終えたお遍路さんのグループが細長い木箱や折りたたんだ白衣を大事に抱えて車に乗り込んでいきます、山門の外に有り駐車場から道路を隔た所にある大師堂からはお遍路さんが唱える般若心経が聞こえてきます、赤色に塗られた椿堂の山門や鐘堂の柱は目にインパクトがあります、椿堂は山門の外に有る大師堂を先に納経することになりかねないので気をつけます、人波が去った椿堂境内にはつかの間の静寂が訪れています、静かになった境内で小休止後別格13番仙龍寺に移動する事にして出発します。
箸蔵寺の本堂から大師堂へ向かう参道で見つけた10円硬貨です。
箸蔵寺ロープウエーから見える高灯篭。
箸蔵寺ロープウエーから見た山門(仁王門)
箸蔵寺ロープウエーの中から山頂駅方向をを見ました。
箸蔵寺本堂への階段から見下ろしました。
箸蔵寺大師堂。
箸蔵寺の本堂内部の拝観ができるようです、蝋燭、線香を供える設備はありません。
ロープウエー駅から最初に箸蔵寺本坊入ります。
右側が別格14番椿堂の山門道路を挟んで左側が大師堂です。
山門の柱の赤い色はインパクトが有りました。
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