作成日:2016年04月21日 訪問日:2016年04月29日
1番札所 竺和山霊山寺
私の発心は、今まで経験した事の無い、とてつもない強い苦境の中から始まった。
仏壇の前に座り、お経お唱え、寝ようとしても眠れず、お経を唱えた、何も食べる事も出来なかったが、口から入れられるのは、湯冷ましだけだった、
そんな日が4日位続いただろうか、日にちも、時間の感覚も分からなく成っていた、
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ふと気が付くと、私の横で2匹の猫が行儀よく座って、私の読経を聞いているでは無いか、
餌を待って居ると思った、何時、餌を与えて、せわをしたのか、記憶に無いのです、立ち上がる事も出来ず、四つんばいに成って、台所へ行き、
気が付いた、このまま、読経していても、何も変わらない、このまま続けたら、猫も、犬も、私も死んでしまう。
犬小屋に餌を持っていくと、小さい方の犬は、食べるのだが、大きい方の犬は、食べなかった、
後で気が付いたが、大きい方の犬は、餌が食べれない状態で居た。
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会社に電話をしてみた、私の電話を待っていてくれた、体を慣らしてからとりあえず出て来いと言うではないか、
お粥をながしこみ、読経、うとうと、読経うとうと、何日かして、車が運転出来るようになり、
出社した、幸いなことに、仕事を準備し私を待っていてくれた、
次の日から、仕事に復帰した、仕事は読経と同じ様だつた、何も考えず、ひたすら仕事をした、
仕事は、体を疲れさせ、疲れたいきおいで、少しつつ゛睡眠も取れる様に成って来た。
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何日かしたある日帰ってみると、大きい方の犬が横に成って、動かない、声を掛けても動かない、もしや・・・
死んでいた、大きい方の犬は、私の心を読んで居たのだ、餌を食べずに、餓死してしまった、2匹で同じ檻で飼っていたので、気が付かなかった、
私が殺してしまった、猫とは違い、犬はこれほど飼い主の心配をしていたのかと、悔やんで涙が止まらなかった。
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仕事をしながら、思った、仏様て何、読経て何、少しも助けて呉れないじゃ無いか、
そんなの、分かっていた、現実に現れて助けてくれる、神も仏も居やしない、でも、だまっては、辛くて居られなかった。
ある晩、夢を見た、
江口洋介主演のウォカーズ~迷子の大人たちと言う、四国お遍路のTVドラマだ、出演者達と、苦悩を語り、一緒に歩く、私が居た。
目が覚めて、思い知った、お遍路がしたい、リセットして、再スタートがしたくなった、
仏様にも、助けてもらえるかもしれない、とも思った。
お遍路に付いて、本格的に調べ始めた、
お遍路に行こうと思っても実際に、時間も、費用も、準備など出来る分けもなかった、
時が流れ、仕事も前の職場に戻り、普通の生活ができる様になっていた。
何か月かして、東日本大震災が起こった。
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私は、瓦が落ちる程度の被災だつたが、TVに釘付けになった、「可愛そう」口にもでたが、
実際、心の底で、死ねたのだから、まだ良いではないか、死ぬに死ねない私の方が、辛いじゃないかと、思う私が居た。
何ヶ月かたち、自閉症の孫を助ける為に、妻を助けれなかった夫と、その娘の苦しみをTV報道で見た、身につまされた瞬間だった、娘よりも、妻を助けられないで、津波に追われアクセルを踏み込んで、孫を助けた父の方が、心に受けた傷は深いはづなのに、娘さんの方が深く傷ついている様にかんじた、人は、それぞれ苦悩を受け止めて置く器の大きさが違う、
そして、大きさにも限界が有って、限界を超えると、さほど感じなくなる、麻痺してしまう、
私の心は、人の苦しみをさほど感じなく成って居たに、違いない。
お遍路のことを調べる日々が続く中、このサイトでWさんの記事を発見した、
自分と向き合い必死で歩いていた、工程の2.3割した所で、私と同じだと確信を持った、なぜ歩くのか、少しづつ分かってきた、頑張れと祈ると同時に、私も頑張って生きて行かなくてわと、心をふるい立たせていました、まさにこの頃は、生きる支えになっていたのです、
2週目が始まり、コメントを入れさせて頂く様になり、一緒に歩いて居る様な感覚にもなりました、沢山の幸せに気付かせて頂、時には、挨拶は基本ですよとおっしゃり、自我を抑え人と上手く付き合う基本なのだと、気づかさせて頂きました、そして、幸せも忘れてしまうが、苦しみも何時までも続かない事にも気付かせて、頂きました、他にも沢山の気付きを頂く事が出来ました。
時薬が効き、普通の楽しい日常が取り戻せてる今ですが、お遍路に対する思いは深まるばかりです。
GWに四国に行く予定です、
かなり無理をしての、強行なのですが、今行かないと行けない気もするのです。
犬、猫、私、の体調次第で、直ぐに打ち切って戻るつもりで行きます。
只今、楽しく準備中です。
追記
連休初日、午前0時15分自宅を出発。
7時半ごろ静岡の娘の家に着き用を済ませ、孫と遊びたいのをがまんして四国へ向かう。
静岡より、西へ
行くのは生まれてこの方、初めてのけいけんで有る、不安で仕方がないが、気持ちをふるい立たせて走った。
名古屋港は、ずなくて、おどろきました、あら、これまた淡路島に架かる橋デカスギ人が作ったとは思えない、何て田舎者がはしゃいで、一番さんに17時30分頃到着しました。
門前のお店がまだ開いていたので、遍路用品を購入。
コンビニで夕食を買って、道の駅で車中泊です、疲れて3匹爆睡になりました。
ただならぬ気配を感じてか、僕も行くワンと思っている、コロン君
門前のお店がまだ、開いていて良かった、
コロンは、もう疲れた、お腹が空いたよー、と言っています、ポコニャンは、後ろで寝ています。
昔、犬を飼っていたころの話ですが犬が死ぬ数分前に飼い主と家族のところに来て背中を向けて撫でと挨拶に来ました。また、猫を飼いだしたのですが人間の言葉がわかるような気がします!!人間が体調が悪い時には近くで寝ています。ペットばかかもしれませんが・・・
ひろちゃんさん、コメント有難うございます。
そうなんです、長く一緒に居ると、ある程度の話は分かるんですよね、心が通じてるんだと思うのです。
昨年の晦日に、22歳のおしゃべりタマが歯が無くて、ご飯が食べれなくなり、衰弱して天国へ行きました、
犬はそうなのですか、猫は、隠れて行くんですね、歩けないはずなのに、5メートルも離れた物陰に隠れて死んでいました。
私も、救いを求めてお四国へ向かいました。当時、ただただ“祈り”が唯一の救い。お大師様がいらっしゃらなければ今日はなかったと思います。
また、当時を振り替えれば、職場の理解があったからなのかも。皆様に感謝しながらのお遍路です。
この素晴らしい文化を後世に残せるよう、私のような人が一人でも多く救われますよう。
まるさん、コメントありがとう御座います。
職場の皆様の理解、そうなんですよね、一人じゃないんですよね、皆さんと縁で結ばれて助けて頂いて、今を生きれるんですよね、
私も今回連休中2日、無理を言って有給を頂きました、まさに感謝ですね。
大丈夫、お遍路は無くなりません、だって1200も続いた先人たちの知恵だものヾ(?^▽^?)ノ
玄田さん
こんばんわ。河童です。
いつもコメント有難うございます。
長い長い月日が掛かっての発心ですね!
皆さん(犬と猫)と、無事福島を出発できることを願っています。
そしてゆっくりとお四国を楽しんで下さいね。
また書き込み楽しみにしています。
河童さん、今晩は(^▽^)
コメント有難うございます。
行けそうです、この調子なら、明日の晩に出発できそうです。
でも、お四国一周分くらい距離が有るし、途中静岡の娘の家によって、松の木を植えていくので、29日じゅうに、一番さんに到着出来ないかも知れません。
ルンルン気分の玄田でした((´∀`*))
玄田さん、おはようございます。
俺も最初の一歩はなかなか踏み出せませんでしたが、父の死と母の入院をきっかけとして2回目の遍路続けています。
どこかで会えることを楽しみにしています。ちなみに俺の場合は、主にバイク(ビッグスクーター:スカイウェイブ)で巡っています。
野球小僧さん、今晩は。
コメント、ありがとう御座います。
50代のバイク遍路の方、けっこういますね、今日は雨でしたが、天気のいい日は、気持ちよさそうです、
それに、車で上がるのが、せまくてひどいと、バイクは、すいすいですね、私なんか、何回も道を譲って上げるたびに、皆さん手をあげて、追い越して行きます、お互いに気持ちの良いものですね。
連休中に帰ります、明日から松山から、お参り出来る寺を選んで、飛ばし打ちをして、お四国を一周して帰る予定です。
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