作成日:2014年08月03日 訪問日:2014年07月20日
四国別格二十霊場 第10番札所 仏法山興隆寺
59番国分寺に参拝し門前のお店の前をあるいていた時「お遍路さん暑いでしょ。アイスクリームお接待しますんで休んで行って下さい。」と声をかけられ、お言葉に甘えていただくことにした。
時刻は15:00前、前日に梅雨明けしてうだるような暑さだった。
椅子に腰を掛けていると団体さんが参拝を終えバスに向かってあるいている中、一人の視線を感じました。
手には朱色の金剛杖。
先達の人でした。
「このくそ暑いのに、よう歩くの~」
と言いながら僕の近くまで歩いて来て少し話をしていると脇から筆を出し名前を聞かれた。
「今の自分が過去の結果なら今日からの努力で未来は創れる」と言いながらその方の錦の納め札をいただきました。
もちろん、自分宛てのものです。
錦の納め札を手にすることがどういうことなのか分からないため、珍しいもの頂いた位に思いました。
本日の宿泊先、敷島旅館まではこの後10㎞、156号線から国道196号線、アスファルトの照り返しは一番きつい!
途中、遍路道は横にそれ、車の少ない道になりました。
時より木陰があり、一息つけるのだ。
6本目のペットボトル。ヌルイ水だが水分補給しながら無理せずに。
冷たい飲み物はがぶ飲みするためこのヌルイ水がベストだと思います。
世田薬師の前を通過し、宿に到着したのは17:30頃。
民家を改装したようなこじんまりした感じでおばちゃん一人でやってらっしゃいました。
洗濯もしていただきました。
ありがとうございました。
21:00すぎには就寝。翌日4:00起床。
5:00前、宿を出発。
外は明るくなってムシムシしていました。
″コケコッコー″鶏が何度も鳴いています。
ここから徳田小学校を目指して歩ました。小学校付近で西山興隆寺1.5㎞の看板発見。
遍路道は登り坂になりお寺の入口に到着。
たくさんの紅葉がありました。
青紅葉でしたがとてもきれいでした。
6:30本堂に到着。
誰もいません。
荷物を置き辺りを散策して時間をつぶしていると納経所の方がいらっしゃいました。
本堂を開け準備をされた後、納経してもらいました。
一番乗りです。
納経とツゲの念珠600円を支払うとこれを歩き遍路の方に渡してほしいと錦の納め札とポチ袋に入った千円。
なんとこの区間で二枚の錦の納め札をいただきました。
心こそ、心迷わす心なれ。心よ心心許すな(不動心)と書かれてました。
この二枚の納め札はお守りとして納経帳にはさみ、伴に巡礼することになるでしょう。
そしてポチ袋に入った千円は使うことなく一緒に保管。(どうすればいいのでしょうか?)
納経帳と二枚の錦の納め札
世田薬師
心こもる夕食です。
興隆寺入り口
大師堂から見た本堂です。朝早いので本堂の扉は閉まってます。ある意味貴重な写真です。
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