作成日:2014年08月16日 訪問日:2014年07月20日
四国別格二十霊場 第10番札所 仏法山興隆寺
先に11番の生木地蔵打った後で西山興隆寺に到着です。
少し山に登ったところに駐車場があります。
そこから御由流宜橋という赤い橋を渡って階段を登っていくのです。
実はこの橋の橋板に経文が書かれていることから無明から光明への架け橋なのだそうです。
実際に今の橋にも書かれているのかは判りません。
昔は木橋だと思いますから木板に書かれたのでしょう。
階段を少し登ると山門があります。
立派な山門で彫刻が施されているのです。
特にお気に入りなのは龍の彫刻と獅子の子供が遊んでいる構図
正面の上に彫られているので行かれた方は是非見てみて下さい。
そしてひたすら階段が続きます。
途中に苔むした大きな岩があるのですが「牛石」と言います。
源頼朝公によって本堂を再建の時に資材の運搬をし続けた牛がこの地で倒れた事を村人達が不憫に思い供養のために置いたそうです。
口の部分には、草を誰かとなく入れておく風習があるそうです。
その石を超えていくと興正寺の庫裏があります。
ここの門にかかっている扁額は弘法大師の直筆であると伝わっています。
そのまま登っていくと見事に石積みされた石垣が見えてきます。
城の石垣の組み方と全く同じだそうです。
その石垣を見ながら登っていくと本堂前の広庭になります。
本堂にお勤めをして後ろの大師堂へ
本堂は木造の重要文化財に指定されている見事なものです。
大師堂は鉄筋コンクリート製で丈夫な建物で近年建て替えたようです。
お勤めが終わったら納経所へ
以前は冬から春先だったためか庫裏に納経所スペースがあったのですが今回は本堂前の売店内になっていました。
納経帳へは私だけですが相棒はお守り物色中でした。
結局、印籠型のお守りを購入したようです。
そして、同じ道を下り御由流宜橋を渡り西山興正寺を後にしました。
無明とは言いませんが光明への架け橋を渡り明るい未来になることを祈って!
西山興隆寺の大師堂から見た本堂と広庭 右の小さな建物が納経所です。
興隆寺の扁額です。左に「沙門遍昭金剛」と書かれています。
牛石
山門上の龍の彫刻
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