作成日:2013年04月06日 訪問日:2013年04月03日
88番札所 医王山大窪寺
4/3に無事88番を打ち終えました。
興奮で前日は眠れないのかしら??なんてワクワクしていましたが、今回で一番の眠りっぷりで朝から爽快。
心配事は今日のルートはどうしようかってこと。
ダムの辺りからいくつかルートがあります。
考えても人に聞いてもよく分からないので直感で決めればいいか。
お天気はお日様が出たり陰ったり。
そして風が強い。
迷っていたのは女体山を越えるかどうか。
「女体山」…なんだか名前が恐ろしい。風も強いしな?。
杖を担いで鎖場を歩くらしいよ?なんて聞いているし。
でもでも、登ってみたら?とも言われたし。
どーしよ、どーしよ…なんて思いながらフラフラ歩いて前山ダムまで到着してしまいました。
おお?、こちらも桜が見事!
ダムを囲むように植えられているんですね。
時折風に舞う花びらも綺麗です。ヒラヒラ、クルクル。
…なんて桜にウットリしていると例の遍路道看板。
「女体山越え ダム渡る」と赤い文字。
むむ・・。
ここで決断せねばならぬのね。
風はまだ強いしな?、雨も降るかもしれんし…などと迷っておりました。
しかしよく見ると「ゼッケイアルヨ?」って赤い文字。
そっか?、絶景かぁ。
高いとこからの絶景見たいなぁ。
よし!女体山だ! …とダムを渡りました。
赤いベレー帽に色とりどりの前掛けの可愛いお地蔵さんを左手に、ダムと桜を右手にしばらく歩きます。
そして山道に入ります。
相変わらず地図を確認しない私。
いつ女体山なのか??
今なの?これなの?
杖はいつ担ぐの?鎖はどこなの?
…と「イノシシ注意」の看板に怯えながらドキドキドキドキしながら1時間半くらい山道を歩いたんでしょうか。
やっと女体山。
な?んだ今からかぁ?。
注意事項やらの看板がありました。
寒いよ?、道細いよ?、雨の日は危ないよ?って注意。
よしよし…今日はどれにも当てはまらない。
道が細いのは注意すれば良しっと。
ヨイショヨイショと登っていきます。
!!!!!!!!!!!!
はぁ!!!!!!!!!!!
ここ登るの?
これは岩?ですよね?
道?どこにあるんですか????
最初は杖を使う余裕がありました。
なんだか景色は良くなってくるのですが、風も強くなってきます。
風、ゴ?ゴ?とすごい音。
ひぃいいいいい?!怖い!高い!岩!
風、ビュオ???!と一歩登るごとにさらにすごい音。
「ゼッケイアルヨ?」
…絶景。あったんでしょうか?
気がつくと四つん這いで(←杖とストックはどうしていたのか?)必死でてっぺんまで這い上がりました。
絶景?!
…そんなの見る余裕はなく「コワイヨ?、タカイヨ?!」と叫びながら駆け下りました。
あ????。怖かった。
心臓の高鳴りも最大級。
恐怖を道中記に添付できないのが残念です。
旅のクライマックスに向け大興奮。
気分はサウナの後に水風呂に入った時の感じです。
すっきり。
…しかしここからが結構長いんですね。
心臓のバクバクがおさまり、興奮が冷めても続く下り。
ひ?、飽きてきたよ?ってなった時にやっと到着しました。
ダムを超えてから3時間半位でしょうか。
やっと。88番大窪寺 到着しました。
なんかもっとすっごい感動するのかと思いましたが…。
いつもと同じお参りでした。
なんでだろう…。
まだ1回目だからでしょうか?
また来ようと思っているからでしょうか?
しばらく境内でぼんやりしたり、犬と遊んだりして宿に戻りました。
お宿では赤飯と鯛のお刺身。
嬉しかったです。
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