お遍路さん登録 ログイン

お接待とは・・・・ ~徳島④

わさびさんのお遍路道中記

作成日:2014年09月17日 訪問日:2014年08月08日
20番札所 霊鷲山鶴林寺


星の岩屋から、道の駅 「ひなの里 かつうら」に戻って、次の鶴林寺へ上り始める。

いまひとつ、鶴林寺への道が思い出せないが、結構 傾斜がキツかったような・・・・。
と思っていると、いきなり急な坂が始まる。

っていうか、今までの(車道の)山道でいうと一番なんじゃないか?ここ。
・・・さっきの星の岩屋のほうが楽だった。

今日は日和佐(薬王寺)辺りまで行きたかったけど、無理だなぁ。

と、思いながら自転車を押して登っていると、前からやってきた軽トラックが横で停まる。

「鶴林寺まで行くの?」と、声をかけられる。

荷物を見て、声をかけてくれたみたいで、お接待で鶴林寺まで乗せてくれるとか。

自分的には、押してでも自転車で・・・と思っていたので、

「いや・・・でも。」と、言っていると、

「その荷物じゃ絶対無理無理。 お接待だから。」

と、押し切られて、送ってもらうことにした。

車に乗せてもらい、坂を登り始めると・・・・・・ベタ踏み状態。
「やっぱ載せてもらって良かったのかなぁ~。」と、ちょっと思ってしまった。

今日は、自分の他にも鶴林寺に2人を送ったみたいで。
どうやらその一人が、昨日、小松島で会った若いお遍路さんのことのようだった。

すると、「同じ“やってあげる”でも、ボランティアとお接待の違いってわかる?」と質問された・・・・
いや、質問ではなく「問われた」が正解か? 問答ってことですね。

前にもこの話を知り合い(○和佐さん)としたはず・・・思いだせ~ん
(*_*;

答えは、
「ボランティアは、やってあげて 相手から “ありがとう”
 お接待は、やってあげて相手に “(受けてくれて) ありがとう” 」

そう そうでした。
たぶん、お接待とは受けることも人のため・・・・ということを言ってるんだろうな。

そして、日和佐に行ったらの「善根宿 はしもと」に・・・という話もでた。
お接待してもらった結果、今日は日和佐までは行けそうになったので、覚えておこう。

鶴林寺に着くと、リモコンでゲートを開けて、駐車場の先の境内の方まで連れて行ってくれた。
ん・・・・?お寺の関係者の人だったのかぁ?

自転車を下ろしていると、昨日の若いお遍路さんが戻ってきた。

半日ぶりかぁ。 お互い車の中で教えてもらった情報を交換・・・と、思ったが、二人とも同じ情報だったようだ。

すると彼が、「遍路って、こうやって助け合うから良いよねぇ。」と、ひとこと。

ここまでで、助け合うことの大切さを再認識したんだろうなぁ・・・・。

自分は今回の自転車遍路で、少しずつでも続ける(前に進む)こと・・・いつかは辿り着く・・・・かなぁ。
まぁ、今までの遍路で得たものは一つではないですが。

お互い、日和佐までの安全を祈って、彼は次の太龍寺へ。 自分は本堂へ。
たぶん、次の太龍寺でも会いそうですが・・・・。

参拝して、納経所で「星の岩屋」の御朱印もお願いすると、
ここでは紙に書かれている御朱印だけで、納経帳に納経はしてないとのこと。

「お寺のご住職さんは、いらっしゃらなかったですか?」

と、聞かれた・・・?けど、星の岩屋には誰も居なかった。
地図を見ると、麓に星谷寺というお寺があり、もしかしたらここだったのか?
どちらにしても、朝早かったので、寄ることは無理だったし。

納経所でお礼を言って、自分も30分ほど遅れて、次の太龍寺へ向かって鶴林寺を後にした。

 
 いいね!: 12 件

この入り口・・・・リモコンだと、この日初めて知りました(@_@!

この入り口・・・・リモコンだと、この日初めて知りました(@_@!


台風が近づいてるので、みなさん控えているのか? 境内は人も少なく・・・・。

台風が近づいてるので、みなさん控えているのか? 境内は人も少なく・・・・。



道中記にコメントする

道中記へのコメントは、ログインが必要です。

プロフィール

わさびのアバター
  • ニックネーム:わさび
  • 性別:男性
  • 年代:50代
  • お住まい:東京都
  • リンク:-----

仕事の関係で、しばらくは東京暮らし。
遍路には沢山の教えと大事なこと学びました。
またいつか・・・戻ると心に決めて、感謝。

お遍路道中記(月別)

納経帳

1周の結願があります。

ただいま、2周目の巡礼中

現在の巡拝数:0/88


Copyright © 2024 お遍路ポータル ALL RIGHTS RESERVED