作成日:2014年05月15日 訪問日:2014年04月28日
77番札所 桑多山道隆寺
金倉寺から遍路道を走って道隆寺へ。
街中のせいか、アミダくじのように、右へ行ったり左へ行ったり。
若い歩き遍路の方を追い越して進んでいくと、何気に見たことがあるような景色が。
「この先を左に曲がると、道隆寺だ」
と、確信。
そう思うと元気が出てきて、ペダルが軽くなる。
道端に立ってる方が居たので、笑顔で、
「こんにちは」
と、挨拶をした。 すると、
「お遍路さん、ちょっと良いですかぁ」
・・・・と、声をかけられた。
えっ?と、不意打ちにちょっと驚いた。
とはいえ、行けるとこまでと思っていた今回の遍路。
別に急ぐ理由もない。
「こんにちは、良いですよ。」
と・・・返すと、ポケットから小さなお地蔵さんが。
「孫が作ったんです。 お接待です、どうぞ。」
と。
自分は、区切り遍路だし何ちゃってだし。
その小さなお地蔵さんを見たときに、何かしら感じていたので、
「区切りですし、私には重く感じて。 気が引けます。」
と、正直に言うと。
「良いですよ。 ご自宅まで持って帰ってください。」
と言われたので、これも縁。
もしかしたら今回の自分の遍路を助けてくれるために、地蔵菩薩がやって来てくれたのかな?と、有り難く受け取りました。
実は、野宿も考えての自転車遍路。
安全な世の中とは言え、もしかしたらも予想して。
去年の事故で死んでいたかもしれなかった、だからのたれ死ぬのも運命と思ってました。
持って帰ってくださいの言葉と、この小さなお地蔵さんの笑顔をみると。
本当に必要な決意は、辿りつけない覚悟より、成し遂げる覚悟が必要と気づきました。
自転車で、杖がないので「同行二人」とは言えなかったですが。
この後は、このお地蔵さんと「同行二人」です。
頂いたお地蔵様です。 やさしい笑顔でしょ(^^)
>>わさび様
自転車遍路、お疲れ様です。
GWもずっと仕事だった私は、区切りであっても巡拝できる皆様がとても羨ましく思います。
さて、ミニ地蔵。
某BSで日曜の朝にやっていたお遍路の番組でも紹介されていました。
結構お接待を受けた、という方多いのかもしれませんね。
私はマイカー遍路なので、可能性低いのかな、と。
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>>かいとのとうちゃんさん
お久しぶりです。
人それぞれの遍路。
GWとかまとまった休みにしかできない人間も居れば、その逆も。
各々の遍路に、各々の喜びもあるんじゃないかと。
まだ、GW道中記は半ばですが、今までの車遍路では知ることのなかった喜びが今回はありました。
車遍路の時には、車遍路の楽しみも当然ありました。
さて、ミニ地蔵ですが、道隆寺から山の方に進んで、すぐを右に曲がって、10mほど行ったところで頂きました。
金倉寺からの遍路道は、狭い道だったため、確かに車遍路の方は縁が薄いかも。
もし、時間があれば近いので、ちょっとだけ歩いて行かれても良いのではと思います。
お接待には、お世話だけでなく、受けた御礼であったり、思いがあったり。
遍路していていつも思います。
縁とは異なものです。(^^)
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