作成日:2012年10月14日 訪問日:2012年09月23日
65番札所 由霊山三角寺
※最初に、高野山へ行ってから、1ヶ月・・・が経っちゃいましたが、四国遍路でであった知り合いとの約束のため、この「高野山へ③」書きます。
関係のない方、申し訳ないです。
大阪の○川君、今回は大阪で一泊できなかったから、連絡できなかった。
まだ、行く予定はあるし忘れてへんし、次も連絡する。 また、会おう。
-ここから本編-
バタバタとした前日から一夜明け、朝起きると薄っすらと靄(もや)がかかっていました。
ひと夜明け 高野の朝に 出会う朝靄
目が覚めて、車の中でしばらくボーッとしていたら、「寒ぶっ」
(@_@;・・・・タオルケットをかけて寝ていなかったら、風邪ひいてたかもと思うくらい、朝は冷え込んでいました。
昨日の夜に買い込んでいたオニギリを食べながら、辺りの様子を伺うと、夜に降っていた雨は上がり、人もパラパラと歩いている。
車の中を片付けて、準備をして、出発予定の8時に、後輩とスタート。
今日は、共通券で昨日廻れなかった、
徳川霊台 ⇒ 大塔 ⇒ 金堂 ⇒ 霊宝館 ⇒ 高野山大使協会(授戒)
の順に廻って、お昼過ぎに高野山を出る予定。
最初の徳川霊台は、金剛峯寺から少し奥に入ったところ。
歩いていくと、町の中心から離れて行くせいか、モヤが濃くなっていく。
10分ほど歩いて、到着。
徳川家康と秀忠がまつられているそうで、思ったより小さく、階段を登ったところに、同じ造りの建物が並んで建っていました。
元は、大徳院という寺院の境内でしたが、大徳院が無くなって、霊台だけ残ったようです。
確かに、入り口から霊台までは、1つの建物としては、ちょっと中途半端な形でした。
金剛峯寺まで戻り、次の大門方向の大塔、金堂へ。
内拝したあと、ふと横の大きな温室のようなガラス張りの建物に気づく・・・・
一見、高野山には似つかわしくない建物。
何だろうと眺めていると、後輩が「中門が高野山1200年の記念で、修復されているそうですけど、どこですかね?」とつぶやく。
タイミングが良いのか悪いのか(^^; 良く見ると、眺めていた建物が、まさしくその建物。
門を(裏が)ガラス張りの建物で丸々覆っての、修復現場でした。
「さすが高野山・・・・やること違うなぁ~」と思いながら、次の目的地の霊宝館のある表通りへ。
霊宝館前に来ると、平清盛の血曼荼羅 展示のポスターが。
もともと霊宝館とは何ぞや?状態の二人。
珍しいもモノが展示されてるらしい・・・・ラッキー・・・みたいな感じで中へ。
すると、期待を裏切る、仏像や資料が。
最近 本で「弥勒とは・・・菩薩とは・・・。」と勉強した二人には、まさにお宝がいっぱい状態でした。
平清盛に縁があるとのことで、源平に関する資料も。
ふと魅かれるように、何気なく見入ったのは、平家物語「滝口入道と横笛の悲恋」の資料。
時代もあるんでしょうけど、悲しい恋に思わず涙が出てしまいました。
マズいマズい、後輩に見られたら、後で何を言われるか・・・・。
でも、個人的には、世を捨て出家できるなら、家を捨てて愛する人と一緒になることも出来たんじゃないかなぁ~と。
さて、入り口のポスターにあった、平清盛の血曼荼羅は、平清盛の血を使って描かれているとか。
展示されている部屋に行くと、6畳くらい?の大きな曼荼羅が2つ。
金剛界と胎蔵界の2つ・・・どんだけの血を使ったのか?と思っていると、使われているのは中心の大日如来のところだけでした。
全体的に赤い曼荼羅だったので、そりゃあ、これだけ使ったら命の保証は無いなぁと・・・。。
たくさんの仏像を満喫して、最後の大師教会へ。
ところが内拝と授戒の予定でしたが、授戒は一時間後という話で、終わるのは2時間後。
明日も仕事なので、さすがにキツイと今回の授戒は諦めて、高野山を後にすることに。
※有効期限を書いているけど、授戒にかんしては、いつでも良いと言われました。
最後に、(順番は逆ですが)大門へ・・・・。
街中では、朝靄(朝じゃないか)も薄かったんですが、大門にたどり着くと相変わらず靄が濃い。
街中から外れたせいか、さらに靄が濃く立ち込めていました。
前日に見た大門・・・・大きいなと思っていましたが、前に立つと大きさを実感。
高野山の規模の大きさに、ここを訪れる人々が絶えない理由がわかった気がしました。
・・・・また、来ようと心に思いながら。
さすがに帰りは淡路島経由ではキツいので、和歌山からフェリーで四国へ。
疲れた後輩は、フェリーのとなりのベンチで爆睡 (^^)
俺でも大変だったのに、頑張った後輩の「高野山へ」という思いの強さも感じました。
後輩の思いに引きずられながら、四国を廻っていましたが、色々な経験をさせてくれた後輩に感謝。
また、自分が拾いきれなかったものを探して、四国遍路してみようと思いました。
高野山、最高!
朝一番、やはりここは山の中なんですね。 朝靄が冷んやりと気持ち良い。
徳川霊台 こっちが秀忠
徳川霊台 こっちは家康
大塔です。 朱色が鮮やかでした。
こちら金堂。
霊宝館前です。 高野山の美術館?と言ったところでしょうか。
大門です。 別れを惜しんでくれてるのか、神秘的な姿で見送ってくれました。
良い後輩さんですね。良い先輩だから良い後輩が付いてくるんだと思いますよ。大事にしてあげてください。(合掌)
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3周目の結願おめでとうございます。来年は、1200年です。
わさびさんの道中記楽しみにしています。(^^v
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