作成日:2012年06月18日 訪問日:2012年06月17日
58番札所 作礼山仙遊寺
南光坊から国分寺までお遍路しました。
仙遊寺の登りの最後の階段に着いたとき、何か似た様な処に来たことがあると感じました。
焼山寺に行く手前、一本杉の階段を思い出しました。
山を登りきって最後の階段。
目の前にはお大師さんが・・・
一本杉はお大師さんが正面を向いて、私を迎い入れていただく形でした。
仙遊寺のお大師さんは、斜めに後ろ姿を見せている。
多分、一本杉では歩き始めたばかりのおへんろさんを優しく迎い入れる弘法大師。
仙遊寺では、旅路も半ばを過ぎ追いつきそうで追いつけないお大師さんを意味しているのかもしれない。
また、次のような思いを持ちました。しぐれの中、この像を見たなら自分に重ねて、山頭火の句を思い出すかもしれない。
もちろん、修行大師像を設置したお寺さんにはそんな考えはないのでしょうが。
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