足がぁ。。。

快慶心さんのお遍路道中記

作成日：2012年05月02日 訪問日：2008年07月22日
4番札所 黒厳山大日寺

大日寺まで、田んぼのあぜ道を歩く。
舗装された道路ではなく、土を踏みしめながら歩く
遍路道は、ほんとのお遍路だなぁと感じる。

大日寺に着き、お参り、納経を済ませたのち
飲み物が無くなったことに気づく。
自販機で買ってもよかったのだが
なるべくコストを抑えたかったので
納経所の人に水が汲める場所がないか
確認する。
「参拝前の手洗いのところが、水道水ですよ」
田舎の人間なので、水道水を飲むことに抵抗はなかったが
手洗いの水となると、トイレをイメージし少し尻込みする。
極楽寺のように冷水機があることを期待したのだが。。

結局そこで水を汲むこととする。


事件があったのは、この後であった。
地蔵寺へ向かうゆるやかな下り坂で
足をつってしまったのだ。

幸いテーピングなど応急処置できるものを
持ってきていたのでよかったものの
スタートして10キロぐらいでつってしまったことに
ショックを隠せない。
「この後、続けることができるのだろうか。何度も足をつってしまうのだろうか。」
不安がよぎる。

その時、すごく速いペースで歩いていた
百戦錬磨風の修行僧風のかたが通りかかった。
「どうした？足つったんか？早いなぁ」
心配そうに声をかけていただく。
「テーピングあるならしっかり固定しておけば大丈夫だろう」
そうアドバイス頂く。

私ももし、2週目で同じ場所で足をつったのであれば
それほど気にしなかったであろうが
初めてでこの先どんな苦行が待ち受けているか
知る由もない矢先のことであったため
とっても不安であった。

この日泊めていただいたご主人に
「水分がしっかりとれていないから、つったんじゃないの」
と言われ
翌日以降、水・みず・MIZUと浴びるように飲みだしたのは言うまでもない。

これはこれで、バテやすくなるので、よくないのだが。。。。。