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仏木寺から明石寺まで歩き、卯之町の情緒あふれる旅館に泊まる。

蛙さんのお遍路道中記

作成日:2013年08月05日 訪問日:2013年07月13日
43番札所 源光山明石寺


12:30仏木寺を後にして歯長峠を越え第43番札所明石寺に向かった。佛木寺から歯長峠まで3.2kmだ。アスファルト道から山中に入ると涼を感じる。特に馬の背では、風が良く通り気持ちが良い。
 暫く歩くと歯長峠への登り口に到着した。ここに「きついのは最初だけ、峠まで20分」と書かれた看板がある。看板近くの短い階段が、最初のきつい所と思ったが間違いであった。10分程歩くと鎖場に差し掛かる。息も絶え絶えで上った。
 13:30、歯長峠に到着した。祠が一つあり、気持ちの良い風が吹き抜ける。山中には、鶯の声が響いていた。下るに従い暑さが増してくる。標高差かと思う。
 14:20川辺の歯長地蔵の近くにある休憩所で休憩。足元のアスファルトからも照りつけ、とにかく暑い!!傍らには「遍路の墓」と記された小さな祠があった。墓には、文政の文字が読み取れた。その時代には、山中で行き倒れになる遍路がいたのであろう。
 16:20第43番札所明石寺の山門に到着した。本来は「あげいしじ」と呼ばれ、土地の古老は、今でも親しみを込めて「あげいしさん」「あげしさん」と呼んでいるようだ。
 16:40納経所で記帳して頂いた。暑さのせいか、金剛杖を忘れていた。呼びかけられるまで気がつかなかった。流石に暑さで疲れているようだ。納経所前で「今日は盆の入りだから日が良い」「この辺りは、新盆だから1カ月あとだけど」などと世間話をしながら暫し休憩した。参拝後、近道の山中を歩き、卯之町の旅館に宿泊した。
卯之町は、内子町に次いで愛媛県で2番目に指定された町並み保存地区とのことだ。この日の宿とした松屋旅館は、古い町並みの一角をなす情緒あふれる旅館である。江戸中期に創業し、当時から守ってきた糠床による「お漬物」が有名である。

 
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山中の遍路道。涼を感じる。

山中の遍路道。涼を感じる。


「きついのは最初だけ」と記された標柱。写真の階段がきついのかと勘違いした。

「きついのは最初だけ」と記された標柱。写真の階段がきついのかと勘違いした。


鎖場を上る。

鎖場を上る。


13:40歯長峠に着いた。

13:40歯長峠に着いた。


歯長地蔵と遍路の墓。近くの休憩所で30分休憩。

歯長地蔵と遍路の墓。近くの休憩所で30分休憩。


遍路の墓。文政年間のものもあった。

遍路の墓。文政年間のものもあった。


明石寺境内

明石寺境内


卯之町は、内子町に次いで愛媛県で2番目に指定された町並み保存地区とのことだ。

卯之町は、内子町に次いで愛媛県で2番目に指定された町並み保存地区とのことだ。


この日の宿とした松屋旅館は、古い町並みの一角をなす情緒あふれる旅館である。江戸中期に創業し、当時から守ってきた糠床による「お漬物」が有名である。

この日の宿とした松屋旅館は、古い町並みの一角をなす情緒あふれる旅館である。江戸中期に創業し、当時から守ってきた糠床による「お漬物」が有名である。


旅館の門から入り口に向かう小路

旅館の門から入り口に向かう小路

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プロフィール

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  • 性別:男性
  • 年代:60代
  • お住まい:大阪府
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一人旅が好きなサラリーマンです。巡礼の旅も好きで、西国三十三所や坂東三十三所にチャレンジしました。歩き遍路は、初めてで、四国八十八所は、歩いて行こうと決めていました。そろそろ、人生の終盤で、いろいろ考えます。車より歩いたほうが、頭の中がすっきりするような気がします。通しで歩くことはできませんが、少しずつまわり、退職後には、通してある痛いと思っています。平成24年4月28日が発願の日になると思います。いろいろ考えながら歩きたいと思っています。

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