作成日:2013年02月13日 訪問日:2012年12月22日
34番札所 本尾山種間寺
師走の三連休を利用して3日間を歩くこととした。歩き遍路18日目になる。
前日に、大阪から夜行高速バスで高知に向かう。6:00予定より15分ほど早く高知桟橋車庫に到着する。この時間、辺りは暗闇の中である。その中で、近くの路面電車の駅には赤々と電気がついている。路面電車の駅ベンチを利用して身支度を行い、路線バスで、前回区切りをした「長浜営業所バス停」に向かった。
7:00雪蹊寺前から種間寺に向かった。種間寺6.3kmの標識があった。やっと明るくなってきた、雨を覚悟していたが、暖かい晴れの日のようである。唐音の切り抜きを通り、8:30には種間寺に到着した。真冬のせいか、行き交う人もなく、歩き遍路と出会うこともなかった。
種間寺は、577年、四天王寺造営のため来日した百済国の仏師が、帰国の途中に嵐に遭い近くの港に立ち寄った。そして海上安全を祈って刻んだ薬師如来を弘法大師がご本尊として寺を開いたのが始まりである。その時、弘法大師が、中国から持ち帰った五穀の種子をまかれとされる。種間寺の寺名はこれに由来する。
6:20高知市路面電車の桟橋駅だけが明かりを灯している。
7:00前回の区切りとなった雪蹊寺から出発する。
長浜の切り抜きの遍路道。慶安元年(1684年)灌漑のために、唐音の鳥坂山を長さ110m、高さ30m、幅12mにわたって切り抜いたものである。
7:40頃、山中の遍路道を歩く。
車は右へ、歩きは左への看板。
里山の遍路道をのんびり歩く。
8:30種間寺に到着する。小さいながらも趣のある境内である。
道中記へのコメントは、ログインが必要です。