作成日:2012年12月31日 訪問日:2012年12月31日
27番札所 竹林山神峰寺
2012年(平成24年)11月22日(木)歩き遍路14日目である。前日に大阪発奈半利行きの夜行バスに乗る。若い時は、度々利用したが、久々の夜行バスである。ほろ酔い気分で夜景が疎らになっていくのは郷愁を覚える。以前、眠れなかった経験があったが、歳のせいか熟睡できたような気がした。
7:05定刻より30分早く奈半利駅バス停に到着。雨が降っている。天気予報どおりである。風もあり寒く感じる。駅の高架下のベンチで白装束に着替え、雨合羽を着て出発する。修行の国に見合った日である。
10:10には、神峯寺に到着した。雨合羽の中は、汗びっしょりである。雨合羽を脱ぐと凍えそうな寒さであった。当日は雲の立ち込める雨の日であったが、登山道の途中では、眼下の雲としっとりとした風景を望むことができた。晴れ渡る風景とは異なり、何か落ち着いた寂しい風景も趣がある。13:00頃には、安芸市に入り、迷いながらも15:50安芸市内の小松旅館に到着する。田舎の昔風の旅館である。鰻の寝床のような細長い建物である。如何にも遍路宿と云った風情が漂う心地の良い旅館であった。
8:20頃、雨の中、海岸に沿う国道55号線を歩く。
神峯寺への参道からの眺め
仁王門をくぐり、綺麗に手入れされた庭園を横に見ながら本堂に向かう。
紅葉に彩られた境内
大山崎岬の地蔵堂
遍路道からの眺め。大山崎岬付近。
長く続く海岸堤防の遍路道
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