作成日:2013年01月02日 訪問日:2012年11月23日
28番札所 法界山大日寺
2012年(平成24年)11月23日(金・祝)、歩き遍路16日目になる。7:10安芸市内の旅館を出発。旅館前の旧道を真っ直ぐ歩き、カリヨン広場から安芸ドームや16mの日本一高い防波堤を眺めながら海岸線を歩いた。暫く歩くと「自転車道」に入る。自転車道は、夜須町(香南市)サイクリングターミナルを中心に広く整備されている。時期のせいか自転車は少なく、歩きやすい遍路道にもなっている。
途中、海岸に面した場所に建立されている極楽寺参拝し、広大な琴浜を見渡しながらのんびりと歩いた。10:30頃だと思うが、荷物を一杯に積んだ自転車の逆打ち遍路とすれ違う。結構年配に見えた。挨拶を交わしただけであるが、眼光鋭く、必至さが見られる何か異様な雰囲気であった。
正午ごろ、「道の駅やす」を通過し、13:00には、安芸市から20km程にある旅館「かとり」に到着した。時間が早いので、旅館に荷物を預けて大日寺に向かう。約1時間で参道に入る。15:50には、大日寺を往復し旅館に戻ってきた。大きな旅館であったが、カシオワールドオープンのボランティア等で満室とのことであった。久々に大きな風呂で体を伸ばし疲れを取った。
安芸市内の遍路道。この辺りの旧家には、漆喰の外壁を守る水切り瓦が施されている。
自転車道が遍路道になっている南国情緒が漂う。天候は良くなかったが気持ちよく歩くことができた。
遍路道の途中にある休憩所(接待所)。当日は、無人であったが、多くの人形が出迎えてくれた。
琴が浜に出る。漁船が浜辺に乗り上げるような距離を並んで航行している。こんなにも近くで網を引くのを見るのは初めてである。
松並の中を歩く遍路道。すぐ近くから波音が聞こえる。
遍路道の脇に善根宿がある。土佐くろしお鉄道の高架下に5件のコンテナのような小屋が並んでいる。
ウエルプラザ洋寿園(特別養護老人ホーム)の一角に「へんろ休憩所」があった。冷たいお茶を頂いた。入居されている方々が運営されているようである。
農家の間を通る遍路道。
第28番札所大日寺山門。
奥の院には、弘法大師が爪で彫ったとされる薬師如来が祀られている。
道中記へのコメントは、ログインが必要です。