作成日:2012年05月01日 訪問日:2012年05月01日
17番札所 瑠璃山井戸寺
7:00宿を出ようかと、すると、女将が「今日は、どうする」と聞いてきた。今日は、前に進むつもり、昨日、さくら旅館に荷物を預けたので、行けるところまで行って、JR鴨島駅に戻り、翌日には帰るつもりだと言った。女将は、「それなら、17番まで4時間半だから、徳島駅まで2時間程度なので、徳島駅まで歩くと次につながる」と言ってくれた。
出立のとき、最後の注意として、「帰ったら、金剛杖は、玄関の内側に上に掛けておきなさい。そうすれば、毎日、拝むことになるから」と、高野山のお坊さんから、初めての人には、教えるよう言われたらしい。
7:30旅館を出る。
7:30~7:55 十三番札所 「大日寺」
昨日、さくら旅館で一緒した方に出会う。神山温泉付近に早く着いたので、大日寺まで5.5kmのペンションに宿泊したとのこと。山男は、すごいと思った。13番札所から14番札所まで約30分。
8:30~8:55 十四番札所 「常楽寺」
歩いて15分で十五番札所。本堂の前の石畳が岩そのもの。岩の上に建てたお寺のように思える。納経所で「お気をつけて」の言葉がありがたい。元気が出てくる。
9:10~9:40 十五番札所 「国分寺」
次の十六番まで約30分。途中、大きな道路を歩く。自転車に乗ったオッサンから「まだまだあるぜよ」と声かけられた。入り口を見過ごしそうになったが、標識が整備され地図もなく歩いてきた。
10:05~10:35 十六番札所 「観音寺」
街中のお寺で周囲の道が細く、車が怖い。十七番に向かう途中、道に迷った。どこかで「遍路シール」を見落としたのか、標識が全くない道路をさまよう。人もいなく、困ったまま歩くとJR府中駅に辿りついたので、現在地が判明した。
11:25~12:05 十七番札所 「井戸寺」
今回、最後のお寺でゆっくり、ボートしていた。よく見ると、歩き遍路の人は、見たことある人ばかり、だいたい、同じペースなのか。
12:05井戸寺を出て徳島駅に向かう。遍路道を辿り、国道192号線をまっすぐ歩いた。国道は、面白味もなく、足も痛み出し、辛い道中であった。途中「お~~い、がんばれ」と遠くから、声をかけて方にも出会った。遍路装束は、分かりやすく良いものだと実感した。
14:00徳島駅着、予定の2時間であったが、やけに長く感じた。
JR徳島線で「鴨田駅」に行き、荷物を預けた「さくら旅館」に宿泊。今日は、3名の宿泊客だが、楽しく食事ができた。この宿は、NHKの番組にも登場した有名な旅館らしい。前回には気が付かなかったが、今日は、余裕の態度で、偉そうに焼山寺工程の話をするなど、今から思えば恥ずかしい限りである。
これで、今回のお遍路工程は、区切り、次は、いつになるか?短くとも早く再開したいと思う。
13番札所から17番札所への足跡。その後、JR徳島駅まで歩き、第一回目の遍路は区切りとする。
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