作成日:2012年04月29日 訪問日:2012年04月29日
6番札所 温泉山安楽寺
歳のせいか5:00に目覚める。目覚めは爽快。朝食までの間、心静かに納札の住所と名前を書く。何か、写経でもやっているような感じがした。
食堂の食卓には、マッチと五円玉が置いてあった。これもお遍路への気遣いと、朝から感謝した。宿屋の主によれば、ゴールデンウイークに予約なしで巡礼するのは、野宿も覚悟しているかと聞かれた。何とかなるとの思っていたら、歩き遍路は、12番の手前と下りた後の宿屋は混むとのこと。鴨島駅前の「さくら旅館」と13番札所近くの「ミョウタイ(漢字不明)旅館を紹介していただき。予約した。幸いOKであったが、明日13番札所近くには何時になるか不安。
7:10~7:30 六番札所「安楽寺」宿坊があり、次回は宿坊の旅も良いかと思う。夕食のビールがダメなら別だが。何も考えずに、人の後を付いていくと、「5番、6番札所」の標識があった。どうやら反対に歩いていたようだ。
7:50~8;20 七番札所「十楽寺」昨日の足の痛みがひどくなってきた。靴を脱いでテーピングするも遅いようだ。靴が合わぬか、足が軟弱化・・・・・
8:20 八番に向かう。「熊谷寺まで4.2km」の看板が目に入る。約1時間。
遍路道には人影が少なく、前後を見ても1人しか見えない。大きな道路に突き当たると沢山のお遍路さん、安心して後を歩くと「9番札所 法輪寺」の看板、8番は何処にと思い、振り返るとお遍路さんが出てくる道が目につく。後戻りして8番札所に向かう。
9:20~10:10八番札所 「熊谷寺」
昨日と違い、風は涼しく気持ちがいい。
10:40~11:15 九番札所「法輪寺」本堂前で自転車での遍路の方と会う。今日、走り始めて9番札所、今日中に12番を超える計画だとか、文明の利器に感服。
九番札所を出て、11:30頃、逆順の女性に出会う。気軽に声をかけられ、「少し行くと、接待がありますよ。ホンマ、すごいでデ~~」と。確かに、おにぎり、お饅頭、アイスクリームにお茶。今回、初めて納札を手渡した。が、御宝号を唱えるのを忘れた。申し訳ありません。
12:30 参道前に到着。多くの旅館やうどん屋さんでにぎやか。333段の階段を上り、12:40には本堂に辿り着く。大塔は大阪のお寺から移築した国の重要文化財。ここから見る眺めは、素晴らしい。団体の皆さんが多く、納経所の前で渋滞。
13:15お寺を後にした。
途中、吉野川を渡る、以前聞いたことを思い出した、吉野川は、「四国三郎」と呼ばれる荒くれの川であったと。今日は静かで、潜水橋を通ると風が気持ちいい。車は一寸怖いが。
国道129号に出て、遍路道には入らず、国道を歩いて今日の旅館に向かう。14:00JR鴨島駅到着、旅館は見えず、電話すると通り過ぎたらしい。本日、3回目の迷い道。「二度あることは三度ある」とは、よく言ったものだ
16:10 さくら旅館到着、多くのお遍路さんで賑わっていた。
夕食は、4人テーブル、名古屋から来た方と2巡目の方と同席。西国三十三所や熊野古道の話で盛り上がり、あっという間の1時間であった。ビールも旨い、楽しい一時であった。ただ、足の痛みに明日が心配。
6番札所から10番札所を参拝しJR鴨島駅前の旅館までの足跡。
明日はいよいよ12番ですね。がんばってくださいね。わたしもさくら旅館でした。良かったです。
eonet.ne.jp
道中記へのコメントは、ログインが必要です。