作成日:2011年09月13日 訪問日:2011年09月13日
24番札所 室戸山最御崎寺
今日は色々有りすぎて何から書いたら良いのかわからないですね。
今日は24番に余裕で着く予定でした。距離にして30キロ無いですから。だけど歩いて約30分後位に有ったお遍路休憩所に立ち寄ったのが事の始まりでした。ベンチに座って居ると下からミャーミャーと聞こえてくるので覗いて見ると段ボールに入れられた生まれたての子猫が4匹。お遍路をしている人間としてどうしても見逃す事が出来ず思案していると1人の若者お遍路さんが通りかかったので猫の事を話すと自分はどうしても24番に行きたいらしくお先に失礼とそのまま行ってしまった。彼は24番に行く事だけが目標のお遍路さんで、それだけに一生懸命で周りが見えてないみたいです。私が居るから大丈夫だろうと言う気持ちも有るかもしれないし彼が悪い訳ではないかもしれない。まぁしょうがない。時間はまだ6時台何処にも連絡がつける事が出来ない。そこから約二時間市役所の空く時間迄待って電話する事にしました。役所に電話をすると引き取りに行きますとの事。
とりあえず安心してお水をあげて出発する事にしました。そこから約2時間位歩いたがずっと子猫が気になってしょうがない。役所に引き取った後はどうなるか問い合わせると多分殺処分だと返事が帰ってきた。それからしばらく歩いていたが頭から子猫が離れない。こんな気持ちで後のお遍路は出来ないと思い気が付いた時には今来た道を戻り初めていました。全部は無理でも一匹でも助けてあげよう。同行二人のかばんに入れて里親を探しながらお遍路するのもいいではないか。その旨を役所に言うと連絡は取れないが多分もう向かってるかもと言うので慌て私も歩きました。車をヒッチハイクしようと頑張ったが高知の人は誰も止まってくれません。冷たい。数時間歩いた所役所から電話がありどなたかが引き取ってくれたらしいと連絡を頂きました。ホッと胸を撫で下ろしました。だけど私はそんなに猫が好きでもないし大阪ならばスルーしていたでしょう。偽善者じゃないかと言う人もいるでしょう。完全に偽善者だと思います。だけどお遍路している間は偽善者でもいいじゃないですか。この間は偽善者の頂点にたってわざとらしくても人を含め何にでも優しくしようと思った今日1日でした。
もちろん24番の納経には間に合いませんでした。別に1日延びたかって急ぐ訳じゃないいいじゃないですか。連絡をくれた役所の人、引き取ってくれた人ありがとうございました。これで又前向きに歩
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