作成日:2018年12月02日 訪問日:2018年12月02日
64番札所 石鈇山前神寺
伊予三島の宿から書いています。
今日は納経はなく、宿泊先の新居浜から伊予三島に向かいます。
新居浜の宿を8時半過ぎに出発。
国道と遍路道を気分で選択しながら歩みを進め、これといったイベントにも遭遇せず、14時少し前に伊予三島駅近くの宿に到着しました。
余りに味気ない日記となりましたので、ニックネームの由来を記したく。
7年前に初めてお遍路に出た時のことです。
暑い盛りに1番から歩き始めて3日目、遍路転がしとして名高い燃山寺を越え、麓に降りてからも相応の距離を歩きやっとの思いで宿泊先にたどり着きました。
宿ではお互い見知った顔が迎えてくれたり焼山寺を越えた安堵感からか、その日の夕飯は皆さんお酒も嗜むということで軽い宴会の様相を呈しました。
翌日はそれぞれのペースで歩き出すも結局お寺で納経する頃には皆出会い、自然と一緒に歩くことに。途中、昼食を取るために遍路道沿いのうどん屋さんに入店。メニューがテーブルに一つだけでしたので、私が読み上げます。それぞれが注文を決めていく中、次に飲み物のメニューを順番に読み上げ「あっビールもありますね。さすがにお遍路中に昼からはないですよね。」と読み飛ばすが、周りから何の返事もなく若干の違和感を感じます。その時ご夫婦で2度目のお遍路に来ていた年配の大阪のおじさんが私に向けて「昼からビールを飲もうとはあなたは立派な不良遍路だ!よし飲もう!」とまさかの一言が、奥様はやや呆れていましたが他の黙っていた同行者も満面の笑み。つまり飲兵衛の皆さんのだしに使われたのです。これがニックネームの由来です。しばらくは不良遍路と呼ばれ続けました。決して取り立てて素行が悪い訳ではございません。勿論、現在遍路中のお昼にお酒を嗜むことも、人に勧めることもございません。
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