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舎心ヶ嶽・・・からのダウン・ヒル

わさびさんのお遍路道中記

作成日:2012年08月18日 訪問日:2012年08月07日
21番札所 舎心山太龍寺


高所恐怖症の私としては、太龍寺のロープウェイはちょっと苦手です。
前回は、雨でモヤがかかって、殆ど見えなかったのすが。
今日は、期待するだけ無駄な晴天。

後輩が自転車で太龍寺から山下り(ダウンヒル?)をしたいと言っていて、帰りだけでもあの恐怖が無いならと、本日の宿泊先の「そわか」さんで自転車を借りて挑戦することに。当然、お寺にも行ってのセットです。

ところが、乗ってみるとそれほどでもない。
毎回読み上げてるお経のお陰(ちょっとだけ内容を勉強しました)で悟りの境地に至った?
それとも「落ちたらどうせ・・・心配するだけ無駄」と諦めたのか?
珍しく、景色を楽しみながら太龍寺に到着。
※それでも、立って歩くことはNGでした

途中、ロープウェイから見えた、舎心ヶ嶽に歩いていけるということで、奥の院にも初トライすることに。

太龍寺に着くと、お寺さんから戻ってきた団体さんが、舎心ヶ嶽に向かって歩いてました。
とりあえず、団体さんを避ける為に、先にお寺に行くことに。


納経も済ませ、いよいよ舎心ヶ嶽に向かって出発。
舎心ヶ嶽への山道の入り口(ロープウェイの駅前)には、「舎心ヶ嶽 六八〇米」の石柱。

「680m?とにかく歩いてれば着くよ」と後輩とスタート。
ちょっと行って、道の脇に、「○○寺 本尊××」の石碑があることに気づく。

さらに、5mほど歩いて、道の右側(頂上側)に、八十八箇所のお寺の名前と本尊が刻まれた石碑がまた。
そう・・・・順番に並んでいる。
と、言うことは・・・・と、思いながら歩くも、傾斜が突然キツくなったり、歩きにくい砂利道になったりと、さすが修行場への道・・・・簡単には行かせてくれない。

途中、「山さきもり」の立て札があり、脇へ逸れる登り道が。
私は興味が有ったので、ちょっと行ってみることに。

行ってみると、まだ新しく切り開いた雰囲気を残す高台に、モニュメントが・・・・・。

「なんだろ」と思いながら、近づくと、

  YAMA SAKIMORI
      2010
MASAYUKI NAGARE

と刻まれていて、何やら遍路というより、芸術作品っぽい・・・・と、疑問を残して、後輩の待つ分岐点まで戻る。

後で調べたら、彫刻家 流政之さんの作品で、サキモリ(シリーズ?)の一つらしく、2010年に立てられたものでした。
「お遍路さんを暖かく迎えたい」という思いのある作品のようです。
来たときは、会いに行かれてみては。
考えたら、ロープウェイの中で説明していたことを思い出しました、ここだったかぁ。

舎心ヶ嶽に着くと、大師像のある岩場と手前は分かれていて、ロープを伝って渡らないと行けない。
後輩と二人でなんとか渡り、大師像の近くへ。

なかなかの景色。
登ってきたロープウェイの駅も小さく見える。
そして、自転車で下るときの目指す方向も眼下に広がる・・・・意外と遠い(^^;
こんなとこで修行したら、そりゃ悩みなんて小さく思えるはずだ。

舎心ヶ嶽からの景色をしばし楽しんで、自転車を置いている駅まで戻る。
気のせいか?後輩はヘロヘロになってる。

燃料補給ということで、持ってきたおにぎりと接待でいただいたキノコ茶でお昼に。
まぁ、このキノコ茶がおにぎりに合うこと。 美味い。
※考えたら、キノコで出汁が取れてて、お茶というより出汁。美味いはずだ。

補給も終わり、いよいよ山下りスタート・・・・と思いつつ、山門辺りまで行くと、見るからに急な下り坂・・・・・。
ブレーキを目一杯握っているが、止まらない・・・・いや、止まれない?
「え、ええっ!」
自分だけかと思ったら、後輩も止まれない様子。

ガードレールも無い山道、10m程進むと、怖くて自転車から降りる。 この繰り返し。
山門から、数百mのところで、手が痛くなり休憩。
そのうち傾斜が緩くなる道にでる・・・と期待しつつも再開するが、結局麓までは同じような道の連続。
車まで戻ったときには、暑さもあり、疲労MAX状態でした。 今日はゆっくりするはずが・・・・・。

でも、苦労の反面、この後に宿で飲んだビールは、格別でした。
舎心ヶ嶽にも行ったし、良い経験をしたということで・・・・(^^)
でも、次は無いなぁ~自転車は。

後日、この数日後に原付で行った知り合いに聞いたら、やっぱり原付でもキツかったそうです。
そりゃそうだ。


 
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高い・・・けど、今回は何故か良い眺め。

高い・・・けど、今回は何故か良い眺め。


オオカミさん達、実物大なんですってね。

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山さきもり・・・私だけですかね?見てて意外と飽きないのは。

山さきもり・・・私だけですかね?見てて意外と飽きないのは。


舎心ヶ嶽に行くだけでは後ろ姿だけ、貴重な経験でした。 太師さま・・・意外とデカイなぁ。

舎心ヶ嶽に行くだけでは後ろ姿だけ、貴重な経験でした。 太師さま・・・意外とデカイなぁ。


え、え、えええっ、何だこの急斜っ。 道も悪路で制御できましぇん。

え、え、えええっ、何だこの急斜っ。 道も悪路で制御できましぇん。

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遍路には沢山の教えと大事なこと学びました。
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