作成日:2021年04月13日 訪問日:2021年03月01日
13番札所 大栗山大日寺
3月1日7時05分徳島駅前バスターミナル発寄井中行きバスに乗車、一宮札所前にて下車し13番札所「大日寺」へ到着。と言ってもバス停の前が大日寺です、平日の早朝ですので境内にお遍路さんはいません、14番札所常楽寺へは少しだけ遠回りをして以前泊ったことがある名西旅館の前を歩いて行きました、常楽寺境内にはミニバンに乗った高齢の男性お遍路さん達6名が休息をしています、常楽寺から歩いてすぐのところにある15番「国分寺」では山門の修理が完了していました、境内では地元の女性が二人が掃除しています、その内一人の女性からお接待としてお菓子を頂戴しました(ありがとうございます、小腹が空いた時にいただきます)16番札所「観音寺」に向かう頃には陽も出てきて天候は回復してきました、観音寺での納経を済ませて徳島駅に向かうためJR「府中」駅に向かいます(JR運賃220円)、遍路道を外れて府中駅へ歩いていると前方から自転車で来た高齢の男性が「違う、違う」と言い引き返してきました。事情を説明すると嬉しい事に府中駅までの道案内をしてくれました。徳島駅からは阿波海南駅に移動するため11時30分発の列車に乗車しました、乗り継ぎの阿波海南駅からの阿佐海岸鉄道は車両がレールも一般道も走れる新システムに変更するため「甲浦」まで代行バスが運行されていました。その甲浦行代行バスに乗車したのは私一人、到着した甲浦駅を見てびっくり!!8年程前に来た時には甲浦駅には待合室兼観光案内所があり建物も大きく管理人もいました、今回はここに荷物を預けて東洋町の海岸を見て時間を潰そうと考えていましたが(3月1日現在)そこに有ったのは無人で仮設のプレハブの待合室でした、これでは荷物を置いては行けないのでこの近辺で時間を潰す事にしました。(あ~、まさか、まさかです)こんな時には不運が重なるもので朝から歩くと違和感を覚えていた右の靴を調べてみると靴底のソール部分と上の部分のつま先辺りが離れていました。これでは明日から歩く事が出来ないかも、靴を買うにしても簡単には手に入りそうもありません、それに明日は雨予報!!暇なので駐車場に止まっている代行バスを見に行くとバスの中には運転手さんがいました、次の電車が阿波海南駅に着く2時間の間バスの中で待機しています。16時20分甲浦着の代行バスに乗客は誰も乗っていません、代行バス到着から6分後に高知県東部交通バスが到着、そのバスに乗り込みましたが他に乗客もなくバスは貸し切り状態で室戸ジオパークまで走りました、室戸ジオパークで別の行先のバスに乗り換えて岬ホテルに到着しました8年程前に来た時は甲浦からは乗り換えなしで室戸岬まで来れた記憶があります、今日泊る岬観光ホテルは全館建造物「登録有形文化財」に登録されています、宿の御主人に靴の事を話してボンドを借りて破損した靴を繋ぎ合わせて一晩置いて置くことにします。部屋の中では打ち寄せる波の音がやかましい程良く聞こえてきます、夕食は大広間で車で巡っているお遍路さんと二人でした。料理は品数も量も丁度良くて日本酒の種類も多くその中から主人のうんちくを参考にして選べるなど酒飲みの私には満足した夜でした。
13番札所「大日寺」から常楽寺、国分寺、観音寺経由JR府中駅まで約3時間。
13番札所「大日寺」境内。
「大日寺」の向かい側に有る「一宮神社」。
阿波海南駅からは甲浦行代行バスに乗り換えです。
高知県東部交通バスの時刻表。
新交通システムに変更でスロープが増設された阿佐海岸鉄道甲浦駅。
右つま先部分が破損した靴。
甲浦駅仮設待合室に置いてある旅の思い出ノート。
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