作成日:2017年09月18日 訪問日:2017年08月18日
17番札所 瑠璃山井戸寺
国分寺を出て観音寺まで2Km国道を渡ると田園風景があります。
もう稲穂がたわわに実っていて豊作なのだろうと感じさせます。
観音寺でお勤めを終わりこのタイミングであれば光明真言の版木を刷ってもらえるのに・・・
相棒がいれば喜んだろうにと思いました。
しかし今回の歩き遍路は自分だけです。
仕方なく観音寺を後にしました。
住宅街を通り抜けJR徳島線の線路を渡ります。
もう日が大分傾いてきていて日差しもキツくはありません。
3Kmほど歩き井戸寺に到着しました。
井戸寺の山門前に「おんやど松本屋」があり今日はここにしようかと思いつつ本堂へ
この時間だと人も少なく本堂、大師堂とお勤めもスムーズです。
そして、今回も姿見の井戸で自分の顔を確認しました。
大丈夫!
当たり前なのでしょうけど一応儀式のような物ですからね・・・
納経所に行きご朱印をいただきました。
納め札が少し足りないかもと思い納め札を購入しました。
自分の物は足りているのですが会社の商売繁盛も祈願しながらなので、そちらで不足になっていたのです。
補充も済んだので、どうしようかと考えることにしました。
徳島駅前まで歩くことにしました。
念のため宿を確保すべしと地図とにらめっこ。
遍路道沿いになる方が歩く距離も稼げるし無駄に歩かずに済むとの事で「アルファーホテル徳島」に予約を入れました。
さて、ここから徳島駅まで歩くことになります。
夕焼けの中、歩くことにしました。
歩いていると、おばあさん達が井戸端会議中でした。
「こんにちは~」とあいさつして歩いて行くと「そこの若いの」と声をかけてきました。
いや~若いのと言われてもと思いつつ、おばあさん達からすれば私は若いのなのでしょう・・・
戻ってみると、ポケットからあめ玉をいくつか出してくれて「お接待」といって渡してくれました。
「歩きながら食べたらいい」、「兄ちゃんどこから来たの」と言われたので「大阪です」と答えました。
「そうかい、気いつけて歩きや」と言ってくれました。
「ありがとう」と返事をして歩くことにしました。
宿までは6.5kmですので2時間掛からないだろうとふんで歩きます。
さすが徳島中心街、車の量も多くなります。
排気ガスを避けるのもあって県道30号を歩くのを止めて、鮎喰川沿いに歩くことにしました。
でも、通勤なのでしょうか、車は多いのです。
そうこうしていると、JR徳島線の踏切があり渡ります。
渡り終えたら遮断機が下りて電車が通って行きました。
見ると、電車に「あんぱんマン」が描かれていました。
四国だな~
そうして、国道192沿いに歩くことにしました。
途中から、一本裏道に入るように地図が示しています。
その通りに行くと、何やら声援と太鼓の音が聞こえてきます。
徳島スタジアムでサッカーの試合をやっているようでした。
ベンチがあったので休憩することにしました。
時計は6時で地図を見るとあと3㎞です。
今日はもう11時間活動しているわけです。
もうひとがんばりと、少し痛い足を動かします。
右手に阿波踊り会館を見て、「まだかな?」と思いつつ前を見るとホテルの看板が見えました。
やっと着いた~と思いフロントへ
チェックインして部屋に入った途端にコインランドリーへ
リュックの中を探したのですが「無い!」
どうやら、探している物がないのです。
洗剤です。
重いとの事で送り返してしまったのです。
仕方なくフロントで洗剤を買いました。
早速、洗濯機に放り込んで食事へ
ウロウロする気力も無くホテルのレストランで唐揚げ定食を食べました。
流石に喉が渇いたので水を速攻で飲んでしまったためおかわりをお願いしましたが・・・
何度も頼みそうだったのでピッチャーごといただくことにしました。
風呂もユニットバスでシャワーを浴びたのですがレストランから見える温泉の文字・・・
大衆浴場が道を挟んだ先にありました。
入りたい衝動に駆られたのですが元気です。
コンビニに寄り飲み物確保して寝てしまいました。
流石に45㎞はキツイ
観音寺山門
観音寺本堂
井戸寺本堂
井戸寺の井戸
井戸寺の山門
45キロは頑張りましたね!
きっと焼山寺で気力、体力がついたのでしょうね。
お婆ちゃんの飴玉お接待も可愛い?。
久しぶりの健ちゃんさんの日記を拝読し、私も歩いた時の事が走馬灯のように頭を駆け巡りました。
次回は相棒さんとの歩き遍路?
再開を楽しみに待ってます。
歩き遍路、お疲れ様でした。
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