作成日:2011年08月24日 訪問日:2011年08月24日
11番札所 金剛山藤井寺
昨夜は鴨島駅近くのホテルに泊まった。右肩の痛みが増して腫れていたのでフロントでドラッグストアを教えて頂き、湿布を購入した。
コマーシャルである『介の字貼り』に挑戦してみるが、手が届かず二枚重なってしまった。勿体ない。
湿布の効き目はなかなかで、朝にはかなり楽になっていた。
朝6時15分、フロントでおにぎりを受け取り出発。
鴨島駅前を通り十一番札所に向かう。が、道が分からず地図をぐるぐる回して迷っていると、一人歩きお遍路さんの男性が「こっちですよ」と声をかけてくれた。同じ方向に歩く一人お遍路さんに初めて出会ったので嬉しかった。
今日は山越えもあり、心細さが胸の奥にあったので、この男性に着いて行こうと思った。が、数分で引き離された。かなりの健脚さんだ。
十一番札所へは午前7時15分ごろ到着。
既に5人の単独登頂お遍路さんがそれぞれお参り、登頂準備をしていた。
お寺はいかにも山の入り口にある感じの少し暗い落ち着いたお寺だ。
まず本堂、そして大師堂に焼山寺まで無事登頂できるように念入りにお参りした。
大師堂で一人の男性に声をかけられる。どこかで見た顔だ…あっ!昨日ホテルに向かう途中で話しかけてくださった男性だ。
なんと今日私が焼山寺に来るのを朝一番からずっと待っていてくれたのだ。ご自身が結願した時に集めた宿の情報を一覧にした紙をくださった。
わざわざ私の為に持ってきてくれるなんて、感動である。そして無事遍路ころがしを乗り越えるんだよ、と優しく励ましてくださった。今日は頑張らねばならない。何度も何度もお礼を言ってお別れした。
感無量のまま納経所へ向かい、係のおじさんにも「8時間みておけば大丈夫、気を付けて行ってくるんだよ」とありがたいお言葉をいただく。
8時間………この言葉が意味しているものは何か。きっと大変なんだろう。
焼山寺へ向かう矢印の方に目をやると、ここに来る途中で道を教えてくださった男性がちょうど山道に入って行った。後にこの優しい男性とは縁があることになる。
焼山寺への入口となる藤井寺
お遍路ご苦労様。
今晩はよく寝れていますか?
なすび猫さんの投稿を拝見させていただき
自分も歩いているかのように錯覚します。
もうすぐ私も行くのでゆっくりしていたら
どこかで追い越すかもしれませんよ。
慌てずゆっくり回ってください。
旅の安全を願っています。
so-net.ne.jp
案山子さんへ
私のつたない日記を読んでいただき、ありがとうございます。道中、見たこと、感じたことを私なりに書かせていただいています。
さて、三日目の夜に初めて相部屋となり、一人きりの恐怖から解放されゆっくり眠ることができました。
案山子さんももうすぐお遍路になるのですね。きっとノロマな私はすぐに追い付かれ、追い越されるに違いありません。
でも、追い越す時には是非お声を掛けてくださいね。
楽しみにお待ちしております。
docomo.ne.jp
道中記へのコメントは、ログインが必要です。